月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

今日見た展覧会から

今日は本当なら、重要文化財級の鉄筋コンクリート建築大阪城を見た後に福岡に行って、谷山浩子さんのコンサートという予定だったはずなのですが、一寸風邪気味になりまして、旅先で症状が悪化しても辛いので旅行は中止。ということで昼過ぎから都内の展覧会をハシゴしてきました。雨が激しかったんですけどね、なるべく雨に濡れないコースを選んで会場を選んでしまいましたわ。

ということで、感想を簡単に。

港区立郷土資料館「愛宕山

郷土資料館は田町/三田駅前の図書館の中にありました。何か図書館に来たのが久しぶりなような。展示は狭いながらも、京都の愛宕山との関係や江戸一番の眺望、愛宕館やJOAK男坂を馬で上る話と網羅されていて充実してました。

愛宕山から見た鳥瞰図や俯瞰写真が幾つか出ていましたが、汐留の再開発地区は元々仙台藩と会津若松藩の土地で、会津若松藩のほうが敷地が広かったのね、というのが一寸した発見でした。仙台藩は隣接する新橋5丁目の辺りにも屋敷があるので、両方合わせると会津若松より広いのですが。

三菱一号館美術館「ツールーズ・ロートレック展

三菱一号館美術館には地下入口があるので、強風&雨の日でも安心です。

ロートレックは私はどうも得意で無いのですが、確かに今回の作品は発色が良い気がします。しかし発色が良くてこれだと、確かに浮世絵を見た欧州人は驚いただろうなと。なるほど確かに、浮世絵の多色刷りの華やかさや、線の細かさは、腰を抜かすのに匹敵するわと。そんなことを考えながらロートレックを見る不届きものです。
いやね、本人の意向無視ですけど、ロートレックは油彩のほうが好きなのよ。「化粧」とか物憂げな感じが素敵だと思うのです。