6月30日の土曜日ですが、東京都美術館でマウリッツハイス美術館展の初日に行って来ました。
この展覧会、「マウリッツハイス美術館展」と名乗っているものの、宣伝上は「真珠の耳飾りの少女展」ではないかと思うほどフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」しか露出が無いです。他にも良い作品が有るんですけどねぇ。
といいつつ、他の良い作品は後回しにして、真珠の耳飾りの少女の感想を。
その真珠の耳飾りの少女は、上下に3つ有るうちの真ん中のフロア、その半分を使って展示されていました。この展覧会、作品数が50点弱ということもあって会場が全体的にゆったりしていますが、特にこの作品には広い場所を割り当てています。当然ながら混雑対策で行列用のロープも設置されていますが、作品左側の空間に設置されているので急いでいる人は右側から近づけば若干後ろからですけど余り並ぶことなく見ることができます。
初めて見た「真珠の耳飾りの少女」ですが、結構色白な方だなと。これは昨今行われた修復でニスの黄ばみが取れたことも関係しているのかもしれません。
あと、この表情には恐れとか悲しみのようなものを強く感じたのですが、どうなんだろ。よく言われる、とっさに振り向いた驚きの表情、というものは余り感じなかったです。
……もしかして、見る人の心理状態のようなものを反映していたりするのかしら???
細部では、真珠の輝きは表現がうまいなと、改めて実感しました。輝かない絵の具で輝かせるんですからねぇ。
おまけ:
一番上の階に展示されていた、真珠の耳飾りの少女のおよーふく。なかなかかわいい服です。
真珠の耳飾りの少女にコスプレ中のミッフィーちゃんがグッズ売場に。我が家の他のウサギさんたちと記念撮影です。
正確には、耳飾りではなく、ターバン飾りなんですが、耳の位置が上すぎるので仕方ないですね。