月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

今日の巡検中距離編

すっかり駄文ブログを書かずに放置状態なのですが、美術活動の方もそれに合わせるようにすっかり下火でして、そのせいもあって今週末までの展覧会で行ってないのが全国のあちらこちらに散在していたわけです。

そんな訳で、今日は久しぶりに美術館に専念しようと思って、神奈川、静岡、東京を巡ったわけです……。


ということで、最初に向かったのが神奈川県立金沢文庫。コレクターさんが金沢八景に関係するものを片っ端から集めているのを展示してました。金沢八景を描いた江戸時代の浮世絵から京急のパンフレットまで!。京急の沿線案内とか能見台の分譲パンフレットは見たことありますよ。いや、探したら出てくるかも(汗)。
ちゃんと収集したパンフレットを整理しておくと、将来コレクション展を開いてもらえるかもしれないから、ちゃんと整理しないとと思う展覧会でした(何か妙な感想……)。


ほいで金沢文庫の次は、熱海のMOA美術館へ。乗換案内の検索ではまさかの新横浜経由が出てきましたが、ここは時間のかかる東海道線で。
MOA美術館では岩佐又兵衛さんの堀江物語絵巻12巻を一挙公開です。この絵巻も発色がとてもいいのと、あと、紙が山中常盤物語絵巻や浄瑠璃物語絵巻よりも良い気がしました。
12巻一挙公開ともなると展示スペースの都合で一部の絵巻は部分展示になってましたが、その影響で堀江三郎が自害した場面がカットになっていたのが残念でした……(好きだねこの人、血の場面が)


と、熱海に居たのは2時間ほどで、14時半の新幹線であっさりと東京に戻って新宿へ。
新宿では文化学園服飾博物館でヨーロッパのおよーふく。19世紀のおよーふくは、着るのは大変そうですが見るのは実に楽しいです。今日が最終日でしたけど、無理して来た甲斐がありました。


そして最後に、同じ新宿だからと損保ジャパン東郷青児美術館へ。アンリ・ル・シダネルは月明かりにこだわった画家、ということでいいのかしら。
陽の光よりも、月の光とか夕暮れとか、照度を落とした光の表現は好きです。ただ、全てがそういう光だと、もっと光を!とか叫びたくなりますが。


というところで、歩数も12000歩まで来たので今日はおしまい。
なんか、効率的に4箇所を回れたような気がしますが、どう考えても、美術館にいた時間よりも列車に乗っている時間のほうが長い、よねぇ……。