1月2日の駄文にも書きましたが、この冬も青春18きっぷを買ってまして、有効期限が1月10日までなので3連休に使い切る必要があります。
そんなわけで深く考えずに東海道線に乗って静岡方面に向かいました。
最初は浜松まで行って遠州浜名湖鉄道と遠州鉄道に乗ろうかととも思ったのですが、熱海で乗り換える時にお昼ご飯を食べようと途中下車。
列車を降りてご飯を食べると思考がまともになるのか、浜松は遠いということに気づきまして、熱海でどこかに行こう、となりました。
ということで、バスで坂を上ってMOA美術館にやってきました。
MOA美術館には前にも何度か来たことがありますが、杉本リニューアルの後では初めての訪問です。
以前はエスカレーターばかりを乗り継いで展示フロアに行っていたと思うのですが、最後のエスカレーターのところは外の階段を通るルートをメインルートに変更したようですね(とはいえ、この階段は3階分あるので……)
やっていたのは吉田博と川瀬巴水の風景版画。一部を除いて撮影可能です。
こちらが吉田博。
そしてこの2枚は川瀬巴水。
こうやって比較すると、吉田博の摺りがやり過ぎなのが、なんか分かりますな(でも風景画として好きなのは川瀬巴水のほうですが)
そんな特集展示の中になぜかある、国宝の仁清の壺。
なぜか、ではなくて、専用の展示空間を特集展示を行うフロアの中に作ってしまったというのが正しいのですが、何とかならんかったのか、とは思ってしまいます。
下のフロアには、寅年にちなんだ虎の絵も展示されてまして。
尾形光琳と俵屋宗達なんですが……。猫じゃらし、持ってきてもいい?(いや、虎ですから)
といった感じで見て回ったのですが、以前来た際の「見ても見てもまだ先がある……」という感じは無くなったなぁと。
あと、以前はレンブラント(工房作?)やモネなどもあって何でもありのごった煮感が面白かったのですが、日本美術に全振りして面白味が減った気がします。
レンブラントたちはどこ行ったんですかねぇ……
屋外の庭園には梅も咲いてました。
なお、MOA美術館で梅といえば尾形光琳の紅白梅図屏風ですが、1月下旬から展示があるようです。