月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

近代日本の花鳥画@講談社野間記念館

今月の14日のことですが、講談社野間記念館に、「近代日本の花鳥画」展を見に行きました。
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この展覧会は要するに所蔵作品展ですが、最近近代日本画好きに拍車がかかっていて、花鳥画が大好物な私としては、行かない訳にはいかないだろうと。


ま、小さな美術館なので、そんなに見る時間はかからないのですが(どっちかというと、辿り着くまでの時間のほうがかかる)、今回は荒木十畝がツボでした。特に、「黄昏」という作品が。茂みの中から猫が顔をのぞかせている絵ですが、その神秘的で妖艶な感じがなんとも良いです。

また、荒木十畝の「四季花鳥」は、桜のピンク色が華やかでねぇ。よく見ると、ピンク色はそれなりに厚塗りです。

そういえば、山口蓬春も「四季花鳥」を出してました。こちらは、小鳥の小さいながらも写実的な様子が目を引きました。そう、この美術館では色々な画家に12ヶ月色紙を描いてもらっていますが、今回山口蓬春のもあって、やっぱり鳥の目が鋭いことが特徴的でした。

猫といえば、榊原紫峰の「猫の図」というのもあって。毛並みのいい子が描かれてました。多分半ノラかと、根拠もなく思います。


とまぁ、こんな感じで趣味丸出しな見方なんですが、これだけ楽しめたのなら、もっと早く観に行くべきでしたね、はい……。