月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

円山応挙展@承天閣美術館

京都の承天閣美術館での応挙展には昨年の11月に行ってますが、後期展示があるというので再訪したのでした。
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さて応挙展、前記の展示は芦雪さんの濃口屏風*1と七難七福図が展示の中心でしたが、今回は「障壁画を中心に」という副題がついています。
なんですが、障壁画の記憶は今ひとつ記憶になくて……。というのも、毎度のとおり一枚の作品に全て持って枯れたわけですが……。


そのすべてを持っていった作品は、柴田是真さんの「滝桜小禽図」。要するに描表装の屏風なのですが、描表装どころの騒ぎではなくて……。滝もいわも桜もすべて枠からはみ出していて、しかも鳥も桜も、更には布の質感までリアルでねぇ。いや、是真さん最高です!。


その他の作品としては、まず応挙さんの「京都堀川夜景浮世絵」が、実際に後ろから光を当てて、提灯のところの明かりが漏れるように展示してあったのが目を引きました。

それから同じく応挙さんの「雪中山水図屏風」は、崖の上に掛かる橋など、高さ方向にリアルに描かれているのが、さすが眼鏡絵をやっていた応挙さんの遠近感だなと感心したり。

あと、忘れちゃいけない長沢芦雪さん。芦雪さんは本当に犬の絵の可愛さが、卑怯と言いたくなる領域でねぇ。特に、「象と狗子図」はぞうさんの横に子犬とか、卑怯すぎますw


と、やっぱり是真さんに持って行かれすぎて、肝心の応挙さんの記憶が曖昧ですわ……。


おまけ:美術館に向かう道の途中には、ちょっと梅の花が咲いてましたよ。この美術館は建物に入るまでの間に指揮を感じられるのが良いですね。
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*1:って、作品を醤油みたいに……