谷山浩子さんとROLLYさんのツインボーカルのバンド、「からくり人形楽団」のコンサートが青山円形劇場でありましたので、昨日と今日の2日間、おじゃましてきました。
今回はANNEXということで、通常編成とはちょっと違って、谷山浩子さん、ROLLYさん、山口ともさん、石井AQさんという構成です。浩子さんいわく、「青山円形が3日間使えることになって、何がしたいですかと言われて、ROLLYさんと山口ともさんを同じステージで見たい」と思って実現したのだとか。ちなみにROLLYさんも山口ともさんについては「11年前に『こんな人間がいるのか!』と思った」ことがあるそうで、そんな縁もあってのコンサートでした。
まずはセットリストを。
01. ROLLY& 谷山浩子のからくり人形楽団
(MC)
02. 悪魔の絵本の歌
03. 青い鳥
(MC)
04. きれいな石の恋人
05. FLYING
06. 三日月の女神
(MC)
07. 石見銀山ねずみとり(谷山さんと山口さんの2人で)
08. そっくりハウス(10日)/おはようクレヨン(11日)
09. 街(10日) /恋のタマゴ(11日)
10. テングサの歌(10日) /悲しみの時計少女(11日)(ROLLYさんとAQさんの2人で)
11. からくり人形楽団ソレントへ
12. アヴェマリア(再び4人に戻って)
(MC)
13. 二人の銀座
(MC)
14. 螺旋人形
15. 虹をつかんだお話
16. 素晴らしき紅マグロの世界
(MC)
17. ハートのジャックが有罪であることの証拠の歌
18. カズオくんと不思議なオルゴール(アンコール)
19. 今夜は踊ろう(W.アンコール)
20. 二人の銀座(11日のみ)
今回はコンサートの冒頭、浩子さんだけが登場してまずは弾き語りかな?と思わせておいて、曲が始まると残り3人が別々の扉から出てきて扉のところで演奏を始めるという円形劇場の構造を活かした演出が。その後も浩子さんが山口ともさんのブースに乱入して一緒に廃品打楽器奏者を始めるとか、見た目も楽しい感じでした。
演奏の方は、ともさん、またはAQさんがリズムを刻むので、あとのメンバーは思う存分演奏してくれ、という感じで音が走る走る。特に「青い鳥」「FLYING」は、この曲でこんなロックになるんだという驚きがありましたし、「ハサミトギを追いかけて二人の銀座」は流石ザ・ベンチャーズ、楽しそうな演奏でした。
あと、もうひとつの注目点が山口ともさんで。さすがもう一体の人形というか、動きが完璧に絡繰り人形している曲がたくさんあって、芸達者な方だなぁと。
ということで、実に楽しいコンサートでした。惜しいのは、今回が特別編成なのでこの4人での演奏が今度いつあるか判らないことで。ぜひ猫森集会などで再結成して欲しいもんです。