東博で6月24日から開催されている台北国立故宮博物院展、開催直前になって宣伝ポスターに「国立」の文字が無いために台湾総統府も巻き込んでの大騒ぎになりましたが、何とか無事に開催されてよかったです。
さてこの国立故宮展、目玉は何といってもこの
翠玉白菜です。
展覧会の他のものは通常通り平成館に展示されているのに、この白菜だけはこちら、
本館の特別5室の展示ですし、
こんな感じで行列もできちゃうという感じでした。
東博のほうも混雑は織り込み済みで、白菜を展示する6月24日~7月7日の間は月曜含め連日20時まで開館という特別体制。それでも最大240分待ちという状況に
240分あれば、成田から台北に到着する
という意見まで出る始末。まぁ、こういうのはしょうがないです。
ちなみに東博の場合、ご高齢の方が多く子供連れの方が少ないこともあって、混雑するのは平日の午前。夕方になると空いてきます。また、20時までに並んでいれば閉館時刻を過ぎても見ることができますので、時間に余裕のある方は19時半までに東博に入って、50分過ぎに列に並ぶのが、一番待ち時間が短いのではないかと思います。
一応、私が6月28日の土曜夕方に見た際の行列の状況を書いておくと
- 19時16分:本館外の車寄せのスロープが始まるあたりの最後尾に並ぶ。この時の最後尾プラカードの表示は70分待ち。
- 19時23分:本館に入って、特別4室内の待機列へ
- 19時33分:展示室である特別5室に入室。この部屋の中にも待機列があります
- 19時53分:やっと白菜の展示空間に
という感じで、40分弱で見ることができました。
ちなみに待ち時間が長いときは、表慶館の中にも列ができるのだとか……。
こうやって見た白菜ですが、流石東博クオリティの照明で、写真で見るよりも透明感がありました。
そもそも無着色(元々のヒスイの色)なのにこれだけの大きさの白菜が再現できているのが凄いねぇと。
出来ればもう1回くらい見たいところですが、7月7日の最終日に向けて、これからもっと混んでくるんでしょうなぁ……。