名古屋に走っている「ゆとりーとライン」という交通機関をご存知でしょうか。高架の専用道路の上をバスが走るという、それだけ聞けばどこにでもある乗り物ですが、鉄道要覧を見ると新交通システムの一種として鉄道に分類されています。
まぁ要するにガイドウェイバス(バス車体から出した突起物とレールとを噛み合わせることで、ハンドル操作をしなくても専用道をカーブがあっても進むことが出来るようにしたバス)なのですが、鉄道に分類されている以上、乗らないわけにはいかなくて……。ということで、名古屋に行ったついでに乗ってみました。
というわけで、ゆとりーとラインは大曽根駅からスタートします。
こうやって見ると、架線が見当たらないのを除けば普通の高架鉄道ですな。
駅に入ると改札っぽい空間はあるものの、そこはフリーパス。
案内標識はいかにも鉄道っぽいです。
で、列車(?)がやってきました。
いや、まぁ、その、要するにバスです。
バスの足元横にあるレールが、ガイドレールです。この写真だとわかりにくいのですが、前輪の手前に突起物があって、この突起物の先端にある回転体がガイドレールを側面に押さえつけて、方向制御をしているようです。
発車しまして。路面は新交通システムですね。ちょっとアスファルトよりも振動が大きいです。
守山の自衛隊基地もよく見えます(戦前だと、間違いなくブラインドを閉めさせられたでしょうな)
ゆとりーとラインは小幡緑地駅で専用道が終わりで、その先は一般道に下ります。
バスの中からだとうまく撮影できなかったです……。
バスの終点は高蔵寺ですが、その辺りにはこんなのどかーな光景もあって。
ということで、大曽根から高蔵寺まで45分のバスの旅でした。いや、乗ってしまうと、しかも専用道を降りた後は、どっからどう見てもバスでしかなかったのよ。