東京日本橋の地下通路で、地図展なるものがあったので行ってきました。
この地図展は毎年1回、日本のどこかで開催されていて、前回は2015年1月に横浜大桟橋で開かれました。
って、私行ってますね、それ。
なんか前回から1年経ってないし、会場の規模も会期も違いすぎますが、主催団体がそう言いはるので信じることにしましょう……。
今回の地図展は、テーマが1945年の東京、と偉くピンポイントですが、多分戦後70年という節目を意識してのことなのでしょうね。
以下、展示されていたものを適当に紹介します。
敵の目を欺こうと、皇室関連施設は空白にした地形図。
とはいえ、地形図でいくらだましてみても、アメリカは飛行機で撮影して、実況を把握していたのですが。
そしてこの写真は、1945年3月10日を過ぎると……
東京大空襲のあとは航空写真で見ても建物の立体感が無くなっているのが判るわけで。
建物疎開の例を図示してありました。
重要道路や河川の周辺、重要な建物の周り、主要駅付近で疎開をやったようです。
これらの場所は、戦後に道路や広場の用地として利用されたところもありますが、闇市などが集中する地区になったところもある気がします。
ちょっとちゃんと調べてみようかしら。
アメリカ陸軍の作った、東京付近の被災状況の地図
一番最後は横浜ですが、死者1万人弱と言われる横浜大空襲があっても、被災範囲は東京と比べると段違いに狭かったというのが驚きです。
と、ほかにも広島や長崎の原爆前後の写真などもありましたが、前回の横浜のように地図を見てわくわく、という感じではなく、なんか考えさせられる展示でしたです。