月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

和宮、江戸へ@江戸東京博物館

江戸東京博物館で開催されている、皇女和宮に関する展覧会を見て来ました。
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江戸東京博物館では毎年冬に徳川宗家(徳川記念財団)と共同で徳川家に関する展示を行っているのですが、今年は和宮に焦点を当てています。
とはいえ和宮に焦点を当てると通常は公武合体に至った歴史情勢とか和宮の下向ルートとかって話になるのですが、今回はその辺りの話は省略して、和宮が手に触れたであろう調度品を見ていこうというものになっています。

なお、徳川記念財団の所蔵品は撮影できませんが、江戸東京博物館の所蔵品は撮影可能でしたので、撮影したものをいくつか紹介します。

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葵の紋の入った茶碗。江戸城から流出して、江戸東京博物館に流れ着いたものだそうで、撮影可能でした。

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和宮が江戸城に下向するときの様子を描いた絵。川は鴨川だそうで、となると山がちな部分は蹴上あたりですかね?

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徳川家関係の城の平面図。右側は大坂城と二条城、左の大きいのは江戸城、ではなく清水徳川家の江戸屋敷だそうで。つまり北の丸公園の東半分ですか。

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戦に行く前に叩き割る縁起物の土器。

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和宮使用の婚礼調度。何種類も展示されていましたが、ものによって徳川宗家に残っているものと、江戸東京博物館の持ち物になっているものがあって、どういう来歴で別れてしまったのか、気になるところです。


やはり天皇家と徳川家の二大権力が関わっているだけあって、状態の良い豪華な調度品が多かったです(時代が現代に近いのもあるのか、初音の調度と比較すると、ちょっと大人しめなものが多い印象)。