駒込の東洋文庫で鉄道150年を記念した展覧会をやっているというので行ってきました。
今回の展示は「本から飛び出せ！のりものたち」というタイトルで、鉄道150年記念だけど鉄道に限らず乗り物全般が対象でした。
まぁ、東洋文庫の所蔵するもので鉄道縛りをしてしまうと展示品が限られてしまう気がもするので(東洋の歴史4000年のうち、鉄道があったのはたかだか150年である)、これはしょうがないですね。
そんな少ない鉄道ネタは、ペリーが持ってきた蒸気機関車。
またレアなところを突いてくるな。
鉄道以外の乗り物では、まずは馬！。
確かに自動車も鉄道も無い時代には陸上高速輸送の要は馬、ですねぇ……。
小岩井農場の馬まで出てきているのは、ちょっと面白いです。
(小岩井農場の東洋文庫も、三菱創業家の岩崎家の事業なのです)
当然、船の展示もあります。
この辺から怪しくなりますが、こちらは輿。
いや確かに乗ってる人にとっては乗り物ですが……
さらには空想の乗り物として、ヴィシュヌ神の乗り物であるガルーダ。
インドネシア航空ですから飛行機まで網羅しましたね(違います)
とまぁ鉄道150年にかこつけてましたが、東洋文庫らしい強引さが印象的な展示でした。
ところで話は前後するのですがモリソン文庫でも小特集展示をやってまして。
やっていたのは戦前日本の船旅のパンフレットを集めた小特集。これが良かった。
世界一周の旅という1940年のパンフレット。
日本郵船(この会社も三菱系列でしたね)のドル箱路線、シアトル航路の案内
氷川丸の内装写真、だぁ。
大阪商船の瀬戸内海航路のパンフレットなんかもありました。
ああ、こういったパンフレットは欲しいですよね。
神保町で売ってないかしら……
