月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

都営地下鉄で巡る、駅からそんなに遠くない美術館の旅(すみだ北斎美術館→東洋文庫ミュージアム)

7月29日、土曜日。

もうほかに書き出しはないのかといわれそうですが、今日も暑いですよねぇ……。
というわけで今日も駅からあまり外を歩かずに行くことが出来る美術館を目指そうとするのですが、これだけ連日暑いと駅から近い美術館の在庫も底をつくわけで……。なので今日は覚悟して少しくらいなら歩くことにします。


ところで今はちょうど都営地下鉄で「ワンデーパス」という、500円で乗れる一日乗車券を売っている季節。なのでこれを使って、都営地下鉄の駅から近い美術館を目指すことにしました。
www.kotsu.metro.tokyo.jp


まず最初は、都営大江戸線両国駅からなら近そうに見えた、すみだ北斎美術館。実は初めて来ました。

近そうに見えましたが300mくらいは歩くことになって、やはり暑いです……

今回は北斎の描いた山の絵を特集展示でしたが、北斎さん富士山以外にも色々な山を描いてますね。妙義山など実際に見たことのある山は実物に忠実に描いているのが分かります。
「登山好き学芸員の現地レポート」が随所にあるのも、いい味出してました。

なお初めて行ったすみだ北斎美術館ですが、とりあえず動線が破壊的(基本はエレベーターだが2台のエレベーターが連動してない、螺旋階段が狭すぎて急、常設展示室への入口が螺旋階段の陰で分かりにくい等等)ですが展示はしっかりしていたなという感想です。
しかし動線は、どうしてこうなった……。


次に行ったのは都営三田線千石駅から徒歩数分の東洋文庫ミュージアム。

実は千石駅から東洋文庫に行くには、北側の改札ではなく南側の改札から出て、不忍通りの1つ南の通りを抜けて文京グリーンコートの広場を突っ切って行くのが、暑さにも歩道の狭さにも悩まされなくておすすめです。


今回やっている展覧会は、東洋の医学について

東洋の医学といえばこれは外せませんね、解体新書!

などと言っていますが、どうも医学は史料を見ていても今一つよくわからなくて……
東洋文庫名物の研究員の私物展示がいつもながら面白いですね(をぃ)。

酒は百薬の長だから医学と関係あるのか(?)


今回はこの他に、1階では健康といえば温泉でしょうと世界の温泉特集があったり

医学といえば、おまじないも医学よねと、東洋のおまじないの特集があったりしました。

こういう視点の面白さが東洋文庫ミュージアムの魅力ですね。


この後は、東洋文庫ミュージアムの隣にある文京グリーンコートの文教堂で本を買って帰ったのでした。
文教堂は株主になると5%オフになるので寄ったのですが、株価が安すぎて潰れないよね?と心配になるのよね……。