月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

東京外郭環状版画めぐり(川崎・横浜浮世絵→町田・博物学版画・八王子・ミュシャ)

4月8日、土曜日。

気がつけば青春18きっぷの有効期限は4月10日までだというのに2日分が未使用で余っていましたので、18きっぷを使ってちょっと遠いところの美術館を巡ることにしました。

最初に行ったのは川崎駅前にある川崎浮世絵ギャラリー

やっていたのは横浜浮世絵という、開港当初に横浜を題材に描かれた浮世絵です。
開港て忽然と現れた新都市横浜を描いたものや外国人を描いたもの、明治期の横浜と多彩な作品があって見ていて楽しいです。西洋の顔料が入ってきて色も鮮やかですしね。

あと、この時期に流行っていたのはクリノリン・スタイル。覚えましたw(なぜか女性のお洋服に関する解説が充実していた)。


川崎の次は京浜東北線と横浜線を乗り継いで町田へ。駅から徒歩15分くらいの町田市国際版画美術館を目指します。

途中の芹が谷公園は谷戸一つを公園にしたものですが、いつもながら町田駅のすぐ近くとは思えない森の中の雰囲気だわ。。

町田市国際版画美術館に到着しました。
今回の展覧会はヨーロッパの博物学がテーマ。

ヨーロッパの博物学、いつもながら銅版画なのを活かした細かい線が魅力だし、彩色されたものはとても綺麗だし。

実物よりきれいなんじゃないかと思う鮮やかさですよ。

あー放散虫!、なんと美しい。

本当は美術館で見るのではなく手元に欲しいのですが(お財布がもたないので、やめておきなさい)


町田駅に戻って、次は八王子へ。

合併前の市町村で選挙区を分けた方が良いのでは?と思うような選挙のポスター掲示板を眺めたり、いつの間にか建て替えられていた荒井呉服店を眺めたりして、目的地に向かいます。

というわけで、やってきたのは八王子市夢美術館。ミュシャの展覧会です。

この展覧会、全作品撮影可能なのでコインロッカーにカメラを撮りに戻りましたわ。
ちなみに手元のカメラはシャッター音を無くすことが出来るので、こういう時に便利です。

で、展示の方ですが、これがコレクターの方が集めに集めた資料のためポスター以外のものも充実してます。あと、装飾資料集の展示が過去にあまり見てないし、壁紙にしたいデザインもあったりして良かったです。

などとまじめくさって感想を書いてますが、要するに「可愛いは正義」の一言よねぇ(をぃ)。


というわけで、浮世絵だったり西洋版画だったりですが、3箇所とも版画の展示を見て回ったことになりますね。
いや、そんなテーマで巡っていたわけではないので、気づいた自分が一番驚いている気がします。こんな偶然もあるのですね……。