月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

蒔絵展in京都国立博物館

近鉄特急で大阪難波に着いた後は,四つ橋線阿波座まで行ってそこから中之島駅まで徒歩連絡で,んで京阪で七条まで京阪に乗って京都国立博物館に向かうという,中之島線に乗るためだけのために大阪に行ったことがバレバレなルートで旅をしたわけです.

で,目的の京都国立博物館.築42年の平常展示館が老朽化のため閉鎖となり,来年からは19世紀に建てた特別展示館だけになるということで*1,平常展を見るなら今のうち,なんですが,京都の平常展と東京国立博物館東洋館の展示は展示ではなく置いてあるだけなので,見ても面白くないです*2.取り壊すことが決まっているので,外観の写真だけ撮影しておきましたけどね(^^;;).


さてそれで,本題の蒔絵展ですが,蒔絵というか蒔絵の漆器が大航海時代以降のヨーロッパにどのような影響を与えたのか,そして,江戸時代に大量に蒔絵がヨーロッパに輸出されたことで判る江戸時代の蒔絵の実態,といった感じでしょうか.ヨーロッパの人が見た日本蒔絵史,といったところです.なんですけどね,その主題が明確だったかというと微妙で,最初に(歴史的な順序としてはあっているが)ヨーロッパと出会う前の日本の蒔絵を持ってきたために,帰って主題がぼやけてしまった気がします.

それよりも問題なのが照明で,タンスとか衣装ケースのような大きな直方体の場合,側面に全く照明が当たっていません.おかげでただでさえ黒地が基本の側面は闇の中に沈むことに(笑).それが作品保護で暗くしているのなら判りますが,天井面には充分な明るさが確保されているわけで,ついでに言うと小さな作品にはちゃんと光が当たっているわけで,純粋に光の使い方を間違っているだけと思います…….照明の使い方みたいなことは巡回先のサントリー美術館の方がなれているでしょうから,東京でお正月に見直すことにしたいと思います…….

*1:東京国立博物館の東洋館共々,昭和40年代前半に建てた建物のほうが明治や昭和初期の建物より耐震強度が低いというのも……

*2:どっちみちそのうち建て替えるのだから,ってことで,展示を今流行の感じにリニューアルしてこなかったから……