11日の土曜日ですが、東京ステーションギャラリーでディスカバー・ディスカバー・ジャパン展を見てきたのでした。
ディスカバー・ジャパンというのは1970年代に当時の国鉄がやっていたキャンペーンですが、まだ生まれてなかった私にはちょっと縁遠いものです(私がおぼえているキャンペーンは「いい旅チャレンジ2万キロ」からだなぁ)。
展示のほうは、上の階にディスカバー・ジャパンのポスターやパンフレットが。鉄道のポスターだからと言って鉄道を登場させず、印象的な写真とコピーで魅せていくのは、その後の「そうだ京都行こう」とか青春18きっぷのポスターに通じるところがあります。
そう、ディスカバー・ジャパンのポスターって古さを感じさせないんですよ。唯一古臭く感じるのは女性の髪形やメイクですが……こればっかりはしょうがないです。
それから下の階のほうは……ちょっと記憶が薄いですが、観光絵葉書ポスターが大量に展示されているのが有りまして、そうそう、こんなの有ったわと思ったり。
観光絵葉書というと、小学校の修学旅行の時ですが、1日目が奥日光、2日目が東照宮などだったんですね。で、その修学旅行では「おやつは300円まで」ならぬ「フィルムは1本まで」という制約があって、当然ながら1日目に華厳滝と竜頭滝と湯滝で使い切ってしまうわけです。で、2日目は写真が取れない代わりに東照宮の絵ハガキ写真を買って帰ったわけですが……。要するに、30年前から写真好きだったのね月猫さんってば。
それはともかく、下の階は個人的には、ディスカバー・ジャパン以降の国鉄とJRのキャンペーンを集めて、キャンペーンに見る時代の変化みたいな展示だったら良かったんじゃないかなと思う次第。まぁ,そうしてしまうと展覧会の趣旨自体が変わってしまうのでしょうけど、今一つ主題が自分には見えてこなかったので……。
ディスカバー・ジャパン以降となると、
- 国鉄では「いい旅チャレンジ2万キロ」「フルムーンパス」「青春18きっぷ」、
- JR東日本の「その先の日本へ」や「行くぜ東北」、
- JR東海は「シンデレラエクスプレス」に「そうだ京都行こう」、
- JR四国の「どっきん四国」の富田靖子、
- JR九州の「祝・九州」。
このくらいは雰囲気の良かったキャンペーンを思い出せるわけで……。
あの、鉄道博物館でやりませんか?キャンペーンポスターの展覧会?(汗)