月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

春の妝い@泉屋博古館分館

もう2週間近く前になりますが,13日の土曜に,泉屋博古館分館で開かれていた収蔵品展「春の妝い」に行ってきました.それにしても,妝い…….漢字変換で出てこなかったので単語登録をしたのは内緒です.

泉屋博古館分館は地下鉄の六本木一丁目が最寄り駅,最寄り駅というかエスカレーターをひたすら上がるだけで到着します.雨の日には便利な美術館……と思ったら,屋外エスカレーターは動いてなかったので階段を登る必要があったりして.それでも,駅から近い方です.


さて,今回の展覧会は,住友がお持ちのものの中で,新春といった感じのものを集めたもの.なので,鶴とか虎とか梅とか,そんな感じのものが沢山あります.それにしても,展示品までの距離が近いです.展示されている屏風とかはガラスケースの向こう側なのに,絵の具の盛り上がりもちゃんと確認できる.おかげで,基本的に興味の薄い明治以降の日本画も楽しむことが出来ました.
ところで,十二ヶ月美人という作品が有りました.展示されていたのは十二単と中国風,江戸時代な感じの和服の3幅でしたが,和服には興味が向かない私.やっぱり十二単は女性を綺麗に見せるなと改めて思うのです.

展示室は2つあって,片方は明治以降の日本画が中心でしたが,もう一つの部屋は工芸品が展示されていました.野々村仁清さんの焼き物は,取っ手が鳥になっていて,ああ仁清さんだなあという感じ.


泉屋博古館分館に行ったのは実は今回が初めてだったのですが,非常に見やすく,良い雰囲気の美術館でした.展覧会も3月14日まで開かれているので,又再訪してみたいなぁと思います.