この駄文ブログをご覧の方はお気づきと思いますが、この秋のスケジュールはコンサートの日程に左右されています。ちょうど今週は土曜日に新宿で谷山浩子さん、日曜は仙台で田村ゆかりさんのコンサートがあるために、それを軸にして予定を組み立てた訳です。
そんな土日の、コンサート以外の行動を纏めておきます。
まずは土曜日(25日)
この日は新宿でのコンサートは18時開演ですので、それまでの時間に展覧会を幾つか訪れます。
最初に訪問したのは世田谷美術館。世田谷って遠いやね。小岩から1時間で用賀駅、そこからバスで15分かかって到着です。いや、それにしても良い天気だわ。
その世田谷美術館でみたのは「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」。今年はやりの印象派作品展の一つ、と言って良いのでしょうか。ルノワールのブロンズ作品とか、ルドンの描くフレスコ画もどき、シスレーの描く南仏のような明るい教会など、中々面白いところをついている感じです。有り難いことに1階のフロアだけを使用していたので、行きつ戻りつしながら見て楽しみました。
世田谷の後は、渋谷に出てバスで山種美術館へ。此処で開かれていたのは「日本画と洋画のはざま」。此処で初めて、山種美術館の至宝、速水御舟の「炎舞」を見ます。いや、炎の色って何種類あるの?なんて野暮なことを言ってはいけませんが、凄いグラデーションでした。あと、飛んで火に入る夏の虫も細密で……、とりあえず、単眼鏡を入手して、もう一度見に行きたいところです。
と、この日は山種で美術館巡りはお終い。恵比寿まで歩いて山手線で新宿に向かったのでした。
そして日曜日(26日)
この日も夕方は、新宿では谷山浩子さんがコンサートを行うはずなのですが、私は浮気をして仙台まで田村ゆかりさんを見に行くのです。まぁ、そんなことも時にはあります。
ということで、仙台には14時2分に上野を出発する新幹線に乗ることにして、それまでの時間は都心で時間をつぶします。
最初に向かったのは出光美術館の仙がい展。仙がいさんの作品を見ていると見ている方もニコニコしてきます。今回は禅僧としての仙がいさんにも焦点を当てていますが、それでも楽しいものは楽しいのです。後ろ向きの自画像とか、外し方も楽しいです。
出光の後は、上野にシャガールでも見に行こうかとも思ったのですが、ふと、三の丸尚蔵館で龍馬の肉筆が展示されているというニュースを思い出したので皇居東御苑に進路変更。ですが、三の丸尚蔵館は今まで見たことのない混雑で……。皆さん龍馬が好きやねぇ。私はどっちかというと、皇室の名宝展でも見た花園天皇のブログ(じゃなくて絵日記?)とか、教科書で見たことのある大日本帝国憲法を発布したときの絵の方が興味を持てました。
その後は、皇居東御苑の中で適当に撮影をしていたら13時過ぎになりましたので、上野駅に向かって新幹線に乗って仙台へ。やはり14時までの時間で展覧会を見て回るというのは、ちょっと無理があったようです。
更に月曜日(27日)
前日の仙台でのコンサートは終了する時間が21時過ぎになるので、頑張れば最終の新幹線に間に合ったかもしれませんが無理をせずに宿泊としていました。実はそれが正解で、最終の新幹線は架線に何か付着したということで東京に到着したのが深夜2時過ぎだったとか。無理に乗っていたとしても月曜日は仕事にならなかったことでしょう。ただ、何でもこの遅れに遅れた新幹線は、下り線を逆走して東京に向かったとかいう話もあり、乗った方が面白かったかもと思わないでもないのですが……。
それはともかく、実際の私は仙台に宿泊していたので、朝8時15分の新幹線で東京に戻ります。戻ってびっくり、なんと東京の方が仙台より寒いです。本当は東京で遊ぼうかと思っていたのですが、上着をとりに家に直行してしまいます。で、家に戻ってしまうと根が生えてしまうわけで……、10時過ぎに自宅に戻ったのに、自宅を出発したのは15時30分頃……。
そんなわけで美術館に行くには遅い時間ですし、そもそも月曜で休館の所も多い。なので消去法ですが日本橋高島屋で行われていた小泉淳作展を覗いてきます。この方が描いた東大寺本坊のふすま絵がほぼ全部、レイアウトを再現した状態で展示されていましたが、特に桜の絵がえもいわれぬ妖艶さで素敵でした。これだけの色を出すには、桜の木の下にはきっと沢山の死体が……(やめなさい)。
そして今日、火曜日(28日)
と、遊びすぎですかねぇ、貧血で倒れていましたとさ(汗)
ということで、季節の変わり目で体調を崩しやすい季節、体調を整えてから遊びましょうね……。