月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

イメージの力@国立新美術館

今日は昨日から続く発熱のために会社を休んでいたのですが、2日間も寝ていると体が鈍ってしまいますよね。ということで、リハビリを兼ねて国立新美術館へ。ここでは、大阪の国立民族学博物館の収蔵品を使った展覧会をやっていたのでした。

今回の展覧会は「イメージの力」と題して、国立民族学博物館の収蔵品の、その形に注目した展示だったようです。
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普段の国立民族学博物館では、地域別に収蔵品を並べてますが、今回は、

  • 「みえないもののイメージ」では神や時間(歴史)など、直接目で見ることのできないものを造形にしてものを、
  • 「イメージの力学」では光、色、高さなどに着目しての展示、
  • 「イメージの翻訳」では近代ヨーロッパ文明と接する中で形がどう変化したか、

というあたりに注目して、作品を並べていたようです。

と、さっきから「~ようです」と伝聞調なのは、それぞれの章立ての境目が判りにくかったからで。確かに各章の冒頭には20行ほどの導入になる解説文があるのですが、それを見落とすともう境目が判らなくて。ついでに言うと、各展示作品ごとの解説文もありませんので、なおさら変化に気づきにくいのよね。


そんなわけで、解説も最小限なので、気が付けば、へぇ面白い形だねぇ、で終わってしまうような感じの見方になってしまうわけで。なんとなく19世紀の万国博覧会のように異文化を見世物的に楽しんで終わってしまった気がします……。
やっぱり、各民族の民俗的なものは、その人々にとってその変な形のものがどんなに大切なのか理解しながら見たいわけで、そう考えると、国立民族学博物館が地域別に展示しているのって、意味があることなんだなぁと。


ということで、万博記念公園に行って各作品をちゃんと見なおさないと駄目、みたいですね……。



おまけ:この日の六本木は雲がきれいだったのだ
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