月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

国立科学博物館の海展と、東京国立近代美術館のガウディ展

8月4日、金曜日。
今日は会社が夏休みを取れ取れと五月蝿いので会社を休んだのですが、せっかくの平日の休みですから混みそうな展覧会に行こうと……って、普段の週末と同じじゃないですか……。


そんなわけで、まず最初にやって来たのは国立科学博物館。こちらで特別展「海」を見ます。

この展覧会、海とそこに暮らす生き物について、海での生命の進化や海に暮らす生き物、海に暮らす生き物と人類の関係と幅広く展示されています。
というか、対象が広すぎてテーマに対して説明が駆け足だったり展示が少なく見えるのがちと残念かもです。

例えば冒頭、海がどうして出来たのについてはやぶさ2の持って帰ったリュウグウのカケラから始める構成に、おおっと思ったのですが、そこから海で生物が進化したことまでを数十mで説明するのは流石に駆け足かと(それだけのテーマ、NHK BSPのコズミックフロントなら8話くらい作ってしまいそう)。

そんなわけで、気に入った展示品をひたすら撮影しておりましたので、それを紹介します。

昔、海に生活していた生物の化石さん。全身の姿が分かる化石は欲しくなりますな(ゑ?)

現在海に暮らす生き物のコーナーは模型多数。とはいえ、なんかフロアが狭く感じてしまってテーマの大きさに対して展示が少なく見えるよねえ……。



個人的に一番の見どころ。古代の海洋調査船(丸木舟)と現代の海洋調査船(ハイパードルフィン)

ということで最初から終わりまでテーマが広すぎて浅いなぁと思ってばかりの展覧会でした。
今度はぜひ今回のテーマを10くらいに分割した展覧会が見たいです、はい。


続けて科博の日本館1階に移動してもう一つの展覧会「日本の哺乳類学の軌跡」へ。

こーゆーニッチなテーマの展示はとても好物です(さっきまで見ていた展覧会が薄味だったので、猶更)。

展示は日本の哺乳類の分類学がどう発達したかを見ていくものですが、標本や剥製がたくさんあるのが楽しいです。


科博と哺乳類の分類学についての説明もあって、当然東博からの天産部移管についても触れていました。
それにしてもキリンの剥製は、去年の東博特別展から出ずっぱり、ですね

哺乳類研究を今はどうやっているのかの展示もあります。

こちらの展示は8月16日までなのですが、慌てて見に来たかいがありました。


続けて、東京国立近代美術館へ。こちらではガウディの展覧会をやっています。

このガウディの展覧会、始まった当初は連日チケット待ち行列や入場待ち行列が長くて、ついには日時指定予約が始まってしまったのですが、この日はチケット待ち行列も入場待ち行列も無く、ついでにオンラインチケットは10分前でも予約出来てしまいました。

始まった頃の混雑はスタートダッシュだっただけなんですかねぇ?

館内は、サグラダファミリアに関する展示のうちガウディの設計に関する章だけ撮影可能でした。


ガウディというとなんかクニャクニャした不思議な形というイメージですが、植物など自然の形を基にした、ある意味アールヌーヴォーの三次元的な部分もあるのかぁと思って見ておりました。

それにしてもサグラダファミリアが横浜駅より先に完成しそうなのは納得いきませんな(をぃ)。


ガウディの後は常設展示も見てきましたが、なんか先日見た時から余り展示替えされてないぞ?
ということで、数枚しか撮影してません……

杉浦非水さんのポスターは前回から展示替えがありました。

近代日本画コーナーは女性を描いたものの特集展示でした。


と、科博と東近美の2か所で今日は終了しました。
混みそうな展覧会を平日に消化できて良かったですわ。