国立新美術館で開かれていた、ルーブル美術館展に行ってきました。
日テレさんが「ルーブル美術館展」を開くのはもはや年中行事と化してますが、今回のテーマは風俗画です。
で、風俗画と言えばやっぱり17世紀のオランダでしょう、と思うのですが、民衆を描けばこれみな風俗画、とばかりにギリシャ時代の壺からあるのは、さすがにどうかと思いますが……。
とりあえず実際に見てから時間が経ってる*1ので、手元のメモにある感想を清書して出しておきますね。
- 07ジョゼフーマリ一・ヴィアン《アモルを売る女》
- いかにもロココな。というか、天使売るなよ。
- 13クエンテイン・マセイス《両替商とその妻》
- どこで見たのか見覚えのある作品。コインの重さを量ってる。鏡の向こうに空、空を指さす人。
- 19ヘラルト・ダウ《田舎の料理人の女》または《水を注ぐ女》
- 横からの外光が17世紀オランダらしい。
- 20ジャン・シメオン・シャルダン《買い物帰りの召使い》
- 召使のワンピースというかジャンスカというか、今でもありそうなデザイン。
- 42ジャンーバティスト・グルーズ《割れた水瓶》
- すごーく可愛く描いているのに、服が乱れていることで「お察しください」という作品。
- 38ヨハネス・フェルメール《天文学者》
- フェルメール。天球をくるくるやって、夕方に何を見るか考え中の姿。望遠鏡しかない時代の天文学は、研究する範囲も狭かったんだろうなと。
- 50トーマス・ゲインズバラ《庭園での会話》
- 庭園にいる二人。それにしてもスカートにボリュームが有ります。
- 55ペーテル・パゥル・ルーベンス《満月、鳥刺しのいる夜の風景》
- ルーベンスの幻想夜曲。奇妙な月夜。
- 65ジャンーバティスト・カミーユ・コロー《身づくろいをする若い娘》
- コローの女の子。ポートレート的に
- 63ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《鏡の前の女》
- ティツィアーノきました。ふくよかでも可愛いやん。
- 73ジヤンーバティスト・カミーユ・コロー《コローのアトリエ》
- 先日も見た気がするコローのミューズ。後ろ姿なのに可愛さが判る。
やはり駄文を書くのが遅くなると、感想が薄くなりますな。
そんな中でも、2か月たっても鮮明に覚えてるティツィアーノが一番すごかったかなぁと思う次第です。
*1:見たのは4月27日なのに、これを書いているのは6月15日である