土日に見た展覧会のうち、駄文を書いた五島美術館と山種美術館以外のものについて書いておきます。
マグリット展@国立新美術館
まずは土曜日に新美で見たマグリット展です。
マグリットといえばシュルレアリスムの意味不明な絵画の人ですが、その作風は初期に確立してしまって、それ以降は新たな芸風を確立しようと、時には印象派風になったりしたりと、かなり模索していたようです。あれですね、あまり若いうちに芸風を確立しちゃうと、後が大変なようで。
展示されている作品には見覚えのあるのも多かった気がします。どうやら姫路市美術館の収蔵品が頑張ってたからのようです。まぁ姫路市美術館は行く機会が中々ない(駅から遠いし他の美術館から離れているので、どうしても優先順位が下がります)ので、都内で見られるとうれしくなります。
ま、全体としては見ていて楽しかった展覧会だったなぁと(で、終わっていいのか?)
マスク展@東京都庭園美術館
続けて日曜日に見た東京都庭園美術館のマスク展です。
フランスの集めた異民族のマスクをいろいろ展示しているのですが、この洋館でやってしまったせいで、ヨーロッパ人が異国の奇妙なものを収集して、飾って楽しんでいるようにしか見えないのがちょっとなぁ。そう考えると、この展示は国立民族学博物館でやれば良かったんじゃないかなと。
ところで、東京都庭園美術館の庭園部分は芝生のところだけ入れるようになってましたね。ですが、芝生広場にあった自動販売機が復活してなくて……。見終わった後に脱水症状が解消できなくなったのがちょっと辛いなぁと(美術館の中の喫茶店はいつも混んでるから、こういうときは使いにくいし)。