横浜美術館での「村上隆のスーパーフラットコレクション」展を見てきました。
この展覧会、始まったのは1月30日なので初日に行ってきたわけですが、たいていの展覧会を会期末直前にならないと行かない私としては、初日に行くこと自体が異常事態。と言うのも、前日29日の内覧会を見た方々のツイートが弾けていて、これは早めに見に行かないといけないのではないかと思って……気づいたら初日に来ていましたという次第です。
さて、展覧会自体は村上隆さんの持っている美術コレクションを紹介していくものなのですが、これが凄くて……。ひとまず順に見ていきましょうか。
まずはコレクションの中から、日本美術に関するもの
もうね、まずは物量が凄いです。壁一面ひたすら土器土器土器土器だったり器器器器だったり。しかもコレクションには素焼きのものも多くて、これは系統だてて集めているというよりは、片っ端から手に入れている感じもするほどです。
更には蕭白や白隠なんかもあって、いや、とにかく物量に圧倒されます。
展示室と展示室の間にあった、奈良さんの幌馬車。
馬車の中にも奈良さんの世界が広がってます。
2つ目の部屋は、村上さんの脳内世界。
びっくりおもちゃ箱とはこのことです。とにかく何でもあって、しかも奥からは何か出てきそうな感じで。
その出てきた何かを画面に定着させると、五百羅漢になるのでしょうか?なんて思ったり。
最後の部屋には、1950年以降の、現代美術のコレクションが。
こちらも年代順に機械的に並べたというだけあって、隣に何が出てくるかわからない面白さ。
とはいっても、主軸と言っていいのかあちらこちらに点在する奈良美智さんの作品が良いアクセントになってました。
あと、obさん、Mr.さんといった所謂美少女系と言われる方々の作品もあって、良いです良いです。
1階のロビーと階段には、展示室には入らない大物の作品も展示されてました。
つーか、デカすぎるんですってば。
という、カオスと混沌が支配するようなコレクションですが、そのコレクションの意味するところは何なのか。
それは、村上さんの言葉にヒントがあるようです。
と、圧倒的物量のコレクションを見たせいなのか、これなら私も一つくらい美術コレクションを持ってもいいよね?と言う気分になってきております。近々骨董の写真をアップしたりしてたら、ああ村上さんの展覧会で月猫さんもいかれちゃったねぇと思っていただければ……(をぃ)。