久しぶりに、観音崎の手前にある横須賀美術館まで行ってきました。
ここで今回やっていたのは「美術でめぐる日本の海」という展覧会。
タイトルの通り、海にまつわる作品が集まっています。
展示は「日本の海を見る」「船いろいろ」「日本人と鯨」「海への祈り」の4つの章に分かれていました。
面白かったのは1章目以降で(1章目は近代日本画家の描いた海の作品を中心に展示されていて、ここはふーんという感じで通過しました……)。
2章の「船いろいろ」では、戦前の客船のポスターや柳原良平の絵本原画など。あの時期のポスターは日本のもヨーロッパのも、デザインが素晴らしいと思うわけで。
ポスターはまたどこかで纏めてみたいもんですな(大阪のサントリーギャラリーが無くなったのが悔やまれるわ)。
3章の「日本人と鯨」は捕鯨の様子を描いた浮世絵などとともに、鯨の玩具なんかもあって。浮世絵よりも玩具のほうが珍しいから見入ってしまいます。
最後の4章「海への祈り」は、圧巻の大漁旗大集合でした。
これは展覧会用の模擬の大漁旗ですが、本物の大漁旗は迫力がありますな。正直、もう少し量が見たかったかも。
全般的に、特にこれ!という作品があるわけではないですが、普段目にすることのない玩具や大漁旗などで海を表現していて、なかなか良い展覧会だったと思います。これでもう少し東京に近ければ言うことなしなんですが(をぃ)。
なお、常設展のほうでは「へんなあみもの 203gow 編んだ~わーるど展」というのをやってました。こちらもなかなか楽しかったです。
毛糸の編み物がカワイイの、良いですわ。