月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

皇居東御苑から東京国立近代美術館へ

4月6日、木曜日。
最近疲れが溜まりやすいのか夕方になると足が疼くような症状が出るようになったのですが、この日は朝になっても痛みが取れなかったので仕事は休みにして。
とはいえ午後になると痛みはどっかに行ってしまったので、ならば少し近場に出かけましょうかと、家を出たのでした。


そしてやってきたのは皇居東御苑(それのどこが近場なんだ?)。

皇居東御苑は桜は終わってるものの、春の花が色々とあって。
例えばシャガの大群落(?)があったり

たけのこだったり、さくらんぼの花(それは桜では?)もありまして。

中を歩いているうちになんか晴れてきました。


と、皇居東御苑を散策しましたが、本当に行きたかったのはその先にある東京国立近代美術館でした。
(というか東近美への近道のつもりで東御苑の通り抜けをしたのに、花に見惚れて余計に時間がかかったという……)


まずは特別展の「重要文化財の秘密」を見ます。

展示物は全て近代以降に作られた重要文化財ということで、どの作品も見たことあるので興味のある作品だけ……と思ったら10分で見終わって慌ててスタート地点に戻るとか(をぃ)。

基本的にどの作品も今迄の印象と変わらないのですが、唯一過去に見たときと印象が変わったのは高村光雲の老猿で。
多分東博ではフロアの中央に展示されるのに対して今回は後ろに壁があるので、彫刻の詳細が逆に見えたからだと思います。

というか、一番時間をかけて見たのは壁に貼ってあった重要文化財指定時期の年表かもしれません……(こら)。
今回展示は「日本画」「洋画」「工芸」と分野別の展示でしたが、いっそのこと展示の順番も指定順にして、その当時の指定基準やらを掘り下げたほうが面白かったんじゃないかなぁと思ったのですが、どうでしょうか?


引き続き4階から始まるコレクション展へ。

エースの重文がいない穴を多彩な作品が埋めていて、正直私にはこっちのほうが面白かったかもですね。
一番は日本画フロアに展示されていた杉浦非水の植物版画。滅多に見ない作品なので、じっくり見てしまいました。

さらには2階では、最近(といっても、ここ10年ほどに)修復した作品の特集展示。
藤田さんは技法的に修復が大変そうと思ったり、岡田三郎助のは過去に見た記憶が無いぞとか、これも愉しめました。


という感じで、どう考えても特別展より常設展のほうが楽しんでるじゃないか、ですね……。


この後は近いからと神保町まで歩いて、さらに神保町から近いからと秋葉原まで歩いて……。
結果として東京駅から秋葉原駅まで5.6kmほど歩いてしまったとか……(本当に君は朝、足が痛かったのかね?)。