7月16日、日曜日。
ここ数日、旅に出たいという欲求が高まっていて、しかも今日明日と東京の最高気温が高そうという話が出ていまして。
それなら東京から離脱するしかないじゃないですか……。
というわけで手元にJR東日本の週末パスを持って、大宮駅から北陸新幹線に乗って日帰りの旅に出てしまいました。
新幹線を次の停車駅の長野で降りて(つまり、かがやきに乗った)、最近リニューアルオープンして気になっていた長野県立美術館にやってきました。
ちょうど北斎の展覧会をやっているというので、覗いてみることに。
それにしても以前来たときは(天気が悪かったこともあって)薄暗い建物だと思っていたのですが、ずいぶんと明るい建物になってますね。
なお、建物の写真に写ってる空が見るからに暑そうですが、この時すぐ隣にある長野地方気象台での観測気温は33.9℃でした……(東京の暑さから逃げてきた意味がない)
長野県立美術館でやってた北斎の企画展ですが、小布施の屋台(天井に北斎がはめ込まれている)が展示されていたのが良かったです。なるほど天井に嵌め込んでるとこう見えるのね。
ついつい珍しいので多めに写真を撮ってしまいました。
屋台以外は浮世絵版画と肉筆画が多数だったのですが、多すぎて途中で飽きたというのは内緒です……(ほら、暑さでばてているから……)
なお、地元密着で松本に住んだ弟子の話や、松本にある日本浮世絵博物館から展示品を借りているあたり、県立美術館らしくて良いですね。
どちらかというと企画展よりコレクション展示のほうが面白くて、信濃の山を描いた新版画を特集展示したのが個人的にビンゴでした。
川瀬巴水や吉田博は当然ですが、伊東深水の版画を久しぶりに大量に見ましたわ。
長野県立美術館の後はすぐ近くにある善光寺にでもと思ってましたが、暑さの中を5分も歩きたくないという理由で催行中止。そのままバスで長野駅に戻ってしまいます。
駅に戻ってしまえばあとは帰るだけ……。というわけで、駅ビルのフードコートで食料を調達して帰りの電車に乗ります。
いやその、同じ道を往復するだけじゃ面白くないじゃないですか。
特急しなのは8両編成のうち2両が自由席という構成。自由席は7割くらいの席が埋まってなかなかの盛況でした。
姨捨の景色。ここはいつも撮影してしまいます。
そして松本ー松本ー松本ーに到着。
特急あずさが結構混んでいて窓側が空いている列車が1時間後だったので、観光客らしい寄り道をしてみたり。
なんか妙に短いそばで、駅の中で簡単に観光客気取りというのは難しいようでした。
そうこうしているうちに1時間を消化して、特急あずさに乗り込みます。
特急あずさの車内から見えた、塩尻駅のホームにあるブドウ棚。かなり本格的な感じでびっくり。
結局乗車した特急あずさは大月で満席になりました。
うーん、中央本線経由の新幹線を作って輸送力強化がしたいぞ……(それは中央リニア新幹線のことでは?)