月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

むしゃくしゃして、日帰り関西

今日は唐突に、関西の美術館を日帰りで3か所めぐってきました。

実はこの1月半ほど南関東から出ていない*1月猫さん、旅に出たいというフラストレーションが相当に高まってました。

で、とりあえず10時に家を出て、東京駅に着くまでに目的地を決めようと……(をぃ)。
台風のこともあるのであまり西のほうには行きにくいと思ったので、最初は中央線の新しい特急車両に乗ってみようかと思ったものの、11時発の特急「あずさ」は満席。ならば仙台は、と思えばこれも満席……。
そうこうしているうちに気が付けばEX予約のアプリを立ち上げていて……。結果として……

新幹線は京都までの切符を買ったのですが、京都に着いてから何をするかは決めているわけもなくて。新幹線に乗ってから関西の美術館情報をチェックして行き先を決めるというスーパー泥縄です。
で、できた案というのが最初に大阪に行って、その後、奈良経由で京都に行くというもので……。だったら新幹線の切符は新大阪まで買えばよかったんじゃ?(汗)


ということで、京都に着いてから新快速で大阪に移動して、最初に向かったのは中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館。

今日やってるのは常設展だったのですが、その代わり写真撮影可能ということで。思わず勢いよくシャッターを押す私です。

国宝だって撮影できるのよ。

いや、ちゃんとした一眼カメラを持ってきた甲斐がありました。


東洋陶磁美術館のあとは、地下鉄と近鉄を乗り継いで奈良へ。奈良はどういうわけだか真夏の晴れ方でして。

鹿も暑がっているようで


そういえば、いつもなら歩道に鹿せんべい目当ての鹿が沢山いるのに、今日は全くいませんでしたな。

そんな奈良で見てきたのが、奈良国立博物館の「糸のみほとけ」展。

要するに、刺繍で作成された仏画などを見ていこうという展覧会なのですが、これが想像以上の良さで。何しろ一番最初に天寿国繍帳を持って来ちゃいますからね。もう反則ですよ。その後もきらびやかな金糸を使った使ったものが続きますからね。いや、眩しかったですわ。この展覧会については、ちゃんとした感想を後日書きたいと思います。


奈良国立博物館を見終わった後は、大急ぎで京都に戻って、京都駅の伊勢丹にある美術館「えき」KYOTOへ。平木浮世絵美術館の新版画コレクションを見ます。

展示は川瀬巴水と吉田博を中心に、春夏秋冬の四季ごとに作品を集めてたり、また関西を描いた作品を集めたり、という感じ。川瀬巴水の新版画はやはり良いですね。とはいえ、「糸のみほとけ」のインパクトが強すぎて、正直食後のデザートのようになってしまったのですが。これは、展覧会を巡る順番を間違えましたわ。


ということで、大阪、奈良、京都で計3か所の展覧会を見て、今日はおしまい。サクッと新幹線で東京に戻るのでした。


それにしても今日は、糸のみほとけが良かったですわ……。

*1:前回は6月9日の関西日帰りでした