月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

近代日本美術の百花@千葉市美術館

今日は午前中に脳味噌のCPUがダウンしたり、90円の買い物に140円出したら10円玉5枚が帰ってくるなど、今一つな展開の状況が続いてました。なんで仕事を早々に諦めて*1美術館の夜間開館に突撃することにしました。

海浜幕張というところは不便なところで、同じ千葉市内の千葉市美術館よりも丸ノ内の三菱一号館美術館の方が早く到着できてしまうのですが、千葉市美術館の「近代美術の百花」は今週末が会期末、ということで千葉市美術館の方にいってみた次第。


さてその千葉市美術館ですが、長期休暇後の第一段とはいえ平常展ですので夜間開館は客もまばら、というか私以外のお客さんは一人しかいなかった状況。果たして今月下旬の若冲アナザーワールドでは、混雑具合がどうなるのか気になるところではあります。


内容は「近代日本美術の百花」なので、花に関する絵画を集めたものとなっています。ただ花と言っても、花火はあるわ、花よ蝶よと歌われる美人、花形役者、花の都東京など、まぁぶっちゃけなんでも有りです。


そんな感じで何でもありの展覧会だからなのか、通常の洋画、日本画以外にも大正浮世絵とか本の装丁とかも出展されていて、特に大正版画は昨年に江戸東京博物館で見たのと同じくらい有りそうな感じ。そういえば、外国人浮世絵作家さんのコーナーもありました。

それから、本の装丁。明治大正の装丁はしっかりしているなぁ。今はここまでお金をかけた装丁はごく一部の本でしか見られないですねぇ。


かなり盛りだくさんな内容ながら、所蔵品展だからと200円のコストパフォーマンスはかなり良いです。また、どっちみち5月下旬から若冲展があるのだからと、友の会(年間パスポート)に入ってしまうのも良いかも。とにもかくにも、お勧めです。

*1:一応定時退社ですが