このTJライナーというのは2008年6月から走り始めている、東武東上線のホームライナー的列車で、最も大きな特徴は他社のホームライナーが特急などで使用している列車を用いて運行しているのに対し、東上線の場合はわざわざ新製してしまったということでしょうか。
そもそも走っている列車が全てオールロングシートの車両ばかりなのでなんらかの方法でクロスシート車を導入しないと、いくら着席が保証されていてもお金を払ってもらうのは難しいし、そもそもロングシーだとクロスシート車よりも座席の数が少なくなってしまいます。ということで東武の出した答えは、昼間はロングシート、夜はクロスシートとして使える車両にしようということで……。ということで、座席が回ります〜。
で、乗ってみての感想ですが、システムが京急ウイング号と全く一緒だなぁと。特に
- 座席整理券では、車両の前半分(京急は4両、東上は5両)か後半分かだけ指定され、その範囲であればどこに座ってもいい
- 座席整理券の切符は縦長に印字されている
- 最初の停車駅(京急は上大岡、東上はふじみ野)からは、座席整理券を持ってなくても乗車可能。それ以降は際優等の列車と停車駅が同じ
なんてところは全く一緒でしたね。まぁ京急の場合は横浜通過という優越感を感じるイベントがあったりしますので、全く一緒とは行きませんが。
で、とりあえず川越までの30分弱を乗ってみて、そのあとはJRの川越線埼京線で帰ってきたのですが……JRだと川越から池袋って1時間ほどかかるんですね……。なるほど、JRに対抗する為に着席&速達でアピールとは、これまた京急ウイング号とそっくりですね。