毎年恒例ですが、今年も正月休みの期間に東京国立博物館に行ってきたのでした。
東京国立博物館は毎年1月2日から開館しているのですが、正月3が日は混雑が激しくて(特に箱根駅伝が終わったあとの午後はいけません)、ここ数年は3が日を外して7日前後に行くことが増えてしまいましたね。
今年は土曜日の夜間開館の時間に行ったこともあって、とても空いていました。オフピーク展覧(?)は大事ですわ。
結城正明「富士の巻狩」。
富士山の裾野で狩りという名の軍事演習をやった時の様子を描いたもの。要するに鎌倉時代の総火演ですね(?)。富士山を中央に持ってくる構図が印象的です。
ちなみに狩りの獲物はイノシシ、ということで今回の展示となったようです。
望月玉泉「萩野猪図屏風」。
琳派的な秋草に囲まれた、イノシシさん。写実と装飾の間を揺れ動くような絵が、江戸末期らしいかと。
重要文化財の埴輪のイノシシ。
言われないとイノシシって判らないですって。
石川光明「野猪」。
あなた11月には1階の18室にいましたよねぇ……。ということで、下の写真は11月に撮影したもの。毛並みがかっこいいですわ。
特集展示ではなく、総合文化展の中からも、いくつか。
まずは考古から。
みみずく土偶は、クッキーにして売って欲しいのよね。多分食べやすい。浮世絵は、赤富士を出してくるとは年明け早々、力が入ってますな。
ゴットフリート・ワグネル「色絵檜扇図皿」。
ああ、これは整ってて素晴らしいわ。こういうのが1枚有ると、生活の華になりそうな。
といった感じで、今年も初詣を済ませました。
今年は、何回東博に来ることになるんでしょうね?(年間パスポートがあるから、時間が有るとついつい寄ってしまうのよね)