月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

埼玉県立歴史と民俗の博物館「銘仙」

先日twitterを眺めていたら、埼玉の大宮公園にある博物館で銘仙の展覧会をやっているという情報が入ってきました。
丁度さいたまスーパーアリーナに行く用事*1が有りましたので、用事の前に行ってきました。

この展覧会、元々は2021年1月~2月に特別展として開催する予定だったのですが感染症対策で中止になって、今回所蔵品を中心にした展示に再構成して開催することになったものです。
(中止になった展覧会の図録が売られていたのですが、足利市美術館の所蔵品などが今回は来て無いようでした)


展示の方は、まずは銘仙の技法を紹介してます。
が、技法は横に置いて、このお着物の柄がいいなぁとかそんな所ばかり見ております。



戦前の銘仙のポスター、良いですなぁ。
なんだろう、色合いがよいのですかね。


銘仙が出来るまでの道具類の展示もありました。




絹織物に型紙染をしたのが銘仙というのが良く判ります
(実際は、織ってから染めるのではなく、仮で追ってから染めて更に織りなおすという複雑な工程なんだそうですが)

こちらは当時の色見本みたいなやつ。鮮やか!

最後の章は、小さい頃から大人になるまでの、その歳に合わせた銘仙を展示してました。




今だったら歳を重ねても明るい色が着たいと思うでしょうが、戦前ですから歳を取れば落ち着いた色になるのですよね。
でも、落ち着いた色も良いですなぁ。

ちなみに秩父では今でも銘仙を作っているそうで、それを紹介するパンフレット類もありました。


といった感じの展覧会でしたが、やはり綺麗なお着物はテンションが上がりますわ。

saitama-rekimin.spec.ed.jp
(2022/10/30訪問)

*1:perfumeのコンサート