月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

三井記念美術館の超絶技巧展と、東京国立博物館のやまと絵シフト

10月7日、土曜日。

今日は3連休の初日ですが、昨日になってから新幹線の指定席を探してみても午前中は満席で……。
そんな訳でいつもの土日同様、都内の展覧会を見てまわる週末となったのでした。


まず最初に来たのは三井記念美術館。こちらでは超絶技巧の展示をやっているようです。

三井記念美術館で超絶技巧展をやるのは3度目ですが、今回は現代作家さんがメインの様子。。
まずこちらは、特等席の展示室2に鎮座していた月下美人。

大柄の花がこの部屋に合いますね。

超絶技巧といえばおなじみ、何でそれを木で作った部門。

木工だと思ったら金工で驚いた犬もおりました。

青木美歌さんのガラスは久しぶりに見た気がしますが、かなり好みです。

こちらは一番狭い展示室6を閉め切って、このガラス作品をケースなしで見せるという、とても良い見せ方でした。


このほかにも明治期の超絶技巧作品も含めて色々展示されていたのですが、今回は現代作家の作品に見栄えのあるものが多かったと思います。


続けて向かったのは東京国立博物館。
そういえばここに来るのは久しぶりな気がします。

東博の常設展示は10月11日から始まる「やまと絵」展に合わせてやまと絵にシフトしていまして。

例えば中世のコーナーは仏画に見るやまと絵、という特集になってましたり(こちらは一遍聖絵の模本)。

禅画のコーナーも山水画だったり花鳥画だったりが多かったですし。

近世絵画コーナーもやまと絵というか風景画にシフトしてました。
お、武蔵野屏風じゃないですか。

やまと絵といえば、とばかりに土佐派の特集も。

こちらは長谷川久蔵さんの大原御幸図屏風。

浮世絵コーナーには広重さん。近江八景の浮世絵は久しぶりに見た気が。

1階の近代絵画コーナー。おや、私の一番の推しの子がいたぞ。

こちらは川合玉堂さん。この人の絵は人物が所々にいるのが良いのですよ。


といった感じで常設展示ながら極端なやまと絵シフトのおかげで好きなものだらけでしたわ。
これは特別展の「やまと絵」も期待してよいですかね?ね?