月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

18きっぷで静岡へ

1月3日の駄文でも描きましたが、この冬は青春18きっぷを買ったものの消化できない状況で、1月6日を終わった時点でまだ2日分が未消化となってました。
そんなわけで本末転倒は重々承知ですが、1月7日は青春18きっぷを1日でも使うために旅に出ることにしました。目的地は、静岡県立美術館で面白そうな展覧会をやってるから、という理由で静岡にしました。


などと言ってますが、家を出たのが9時半頃だったため、普通電車だけで静岡に行って展覧会を見て、となると実は美術館以外の寄り道は出来なさそうです。なので、まずはひたすら東海道線を西に向かいます。

根府川辺りで見える相模湾。晴れていたので一段と綺麗ですわ、

熱海で乗り換えて、更に沼津でも乗り換えて。

富士山見えた!

そして本当に寄り道なしで草薙駅に到着しました。

草薙駅はなんか知らないうちに橋上駅舎になってしまってました。以前見たときと全く印象が違うので、びっくりです。
ちなみに以前の駅舎はこんな感じでした(2014年撮影)。

草薙駅では運良く静岡県立美術館行のバスが来ましたので乗車して、10分、100円で目的地に到着です。


静岡県立美術館で行われていたのは高梁コレクション展。これがとても良かった。単純にコレクションを並べただけではくて、静岡県立美術館で独自に解釈して再構成した内容になっていて、見ごたえがありました。ちゃんとした感想は、また別途書きたいと思います。


入口に釣ってあった鴻池明子さんの作品。6m×24mは半端ないデカさでした……。


静岡県立美術館を出たあとは、静岡鉄道に乗って静岡の中心部に出ます。

静岡のマンホールはタチアオイ。


そして来たのは静岡駅前に有る静岡市美術館。ここではウェールズの美術館のコレクション展を見たわけです。

うーん、見終わっての感想としては今一つだなぁという感じで……。
もしかすると、静岡県立美術館が良すぎたので評価が厳しくなってしまったのかも。


と、静岡市美術館を見終わった時点で17時半になってまして。これからまっすぐ帰っても家につくのは21時を過ぎてしまいます。
ということで、再び東海道線を寄り道せずに乗っていくことにします。

途中、19時過ぎたので駅弁でも買おうかと、熱海で途中下車。

ですが、駅弁は全て売り切れていたので駅ビルの上の方に行って……

こういうのも、たまには良いよね。

そんなこんなで、東京駅についたのは21時45分。お疲れ様でした……。

東京駅にはこんなのがいまして。そのままこれに乗って西に行きたくなりましたが、素直に家に戻ったのでした。

国宝雪松図と花鳥@三井記念美術館

三井記念美術館で開かれている展覧会、「国宝雪松図と花鳥」に行ってきました。


三井記念美術館では、毎年正月に円山応挙の国宝「雪松図」を展示しています。で、雪松図に関係の有りそうなテーマで展覧会を構成するのですが、今年は「美術館でバードウォッチング」なんてポスターに書いてありますので、鳥がテーマ。
あれ?「雪松図」に鳥は出てきましたっけ……?

先に全体を見た上での感想を言うと、展覧会の主役は「バードウォッチング」のほうで、「雪松図」は例年恒例だから出しただけで……という感じでございました。というか、企画した学芸員さん、渾身の企画ですね、これ。


いつもどおり*1気に入った展示品を、展示されていた順に書いていきます。

まずは最初の部屋で工芸作品を見ていきます。

仁清「色絵鶏香合」(1-5)
野々村仁清さんの小さなニワトリ。何故か目がまんまるで、飛んでる虫を見て驚いているかのような顔が可愛いです。
玳皮盞 鸞天目(2-1)
重要文化財の茶色い天目茶碗。天目は好きですねー、かたちが整っていて。
この天目は中を鳳凰みたいな鳥が飛んでますが、想像上の瑞鳥である「鸞」だそうです。尾の優雅さが素敵だわ。

続いてメインの展示室、展示室4です。

沈南蘋「花鳥動物図」(4-3)
沈南蘋の描いた鳥の掛軸が6幅かかってます。ニワトリの尾羽とか、かっこいいんだよ。さすが若冲が学んだ画家だけ有ります。
沈南蘋の絵は写実的なようにも見えますが、尾羽など細部を強調するのが魅力かもしれません。
円山応挙「雪松図屏風」(4-5)
毎年恒例ですし、見慣れてますし、何しろバードウォッチングってテーマには合わないですし……。ということで、いい作品だし良い枝の描き方なんだけど、今回は軽くしか見ませんでしたね。
渡辺始興「鳥類真写図巻」(4-6)
渡辺始興の描く鳥類図鑑、という感じの作品です。実際にはお手本として描いたようで、絵にするときのための注意書きが有ったり、羽のような複雑なところの拡大図があったりするのも面白いです。
今回、この作品で紹介されている鳥の近くに、学芸員さんが撮影した鳥の写真が添付されているのが斬新ですね。というか、写真と見比べると、渡辺始興の絵が実に忠実に描かれていることに驚きます。

細長い部屋の展示室5からは1作品。

呉春「梅小禽図風炉先屏風」(5-2)
梅にメジロという構図の絵。写実を追求するような四条派であっても、メジロの目は可愛いですな。

小さな部屋の展示室6では、小ぶりの掛け軸を紹介してました。

土佐光起「鶉図」(6-1)
やまと絵で有名な土佐光起さんですが、このウズラは毛とかが結構細かくて、写実的な作品と思えました。
小林古径「木兎図」(6-4)
ミミズクかわええ!(冬らしく羽毛が膨らんだ)まんまるかわええ!目がかわええ!(をぃ)

最後の展示室7は、円山応挙と三井家関係者の作品が集まってました。

円山応挙「蓬莱山・竹鶏図」(7-4)
応挙の描いた3幅の掛軸です。中央の蓬莱山は水墨の山水画なのに、両側の鳥はえらく写実で。こういう描き分けも出来るところが応挙らしいところだなと。
三井高福「梅花金鶏鳥図」(7-10)
三井家の方が描いた鳥コーナーからも1つ紹介しておきます。この作品は色がとてもカラフルで、でもとても丁寧な描き方です。絵の感じは応挙的なところがありますね。

全体として、京都の円山四条派に連なる絵が多かったと思います。そのあたりは応挙の雪松図を展示していることと関係があるのかもですが、上品な絵が多くて楽しかったです。やはり鳥さんは可愛いですわ。

それにしても、鳥の写真を合わせて紹介するっていうのは新しい展示方法でした。写実的な絵だから出来た技かもしれませんが、写真と絵を比較することで絵の細部まで目が言ってよかったと思います。今後の展覧会でも時々やって欲しいですわ。

*1:といいつつ11月以来なのだが、展覧会の感想を書くのは

20年ぶり(?)の碓井鉄道文化むら

1月3日の続きです。

横川駅に到着した後の行動としては、

  • 6分後のバスに乗って軽井沢に行く
  • 目の前にある「碓井鉄道文化むら」に行く

という2つの選択肢があります。どちらも500円ほどではありますが、年末年始の最終日ということを考えると軽井沢から帰ってくるのが(新幹線が満席で)大変だろうと思いまして……。

そんなわけで、碓井鉄道文化むらにやってきました。

鉄道文化むらに来たのは1999年7月以来で、19年ぶりと思います。
最近、ちょっと前のことと思っているものが20年前と言うことが多く、憮然とすることが増えてます……。


その碓井鉄道文化むらですが、到着したのが15時過ぎですので既に太陽は山の陰に隠れていて、とても寒い。しかもここは上州群馬県なので風も吹くわけで。結果として駆け足で写真だけ撮って展示室に駆け込む、というような状況になってしまいました。


とりあえず、そんな駆け足で撮った写真を貼っていきましょうか。
周囲の山を背景にした機関車って構図は、この鉄道文化むら特有だと思います。



展示は機関車が中心です。
この鉄道文化むらが出来た1999年頃は、東北地方などでJRに引き継がれた客車列車を701系などに置き換えていた時期なので、機関車の廃車が多いころだったのでしょう。

碓氷峠で機関車と言えばのEF63は重連で待機しています。

ちょうどEF63の運転体験をしているようで、1台通過していきました。

D51は外せないとばかりに、ちゃんといますね。


機関車ばかりでなく、気動車もいます。このキハ20は足尾線辺りを走ってたんでしょうかね。

お座敷列車の車内。鉄道文化むらの車両は中に入れないものが多いのですが、これは例外的には入れました。


野外は寒いので屋根のついたところ(元々は修繕施設ですかね?)に入ると、EF62がいました。EF62-54なので、一番最後に廃車になったやつです。

運転台を見ることも出来ます。

建物の中には、こんなものも(上野~金沢の白山は乗りたかったぞ)

奥の方にはアプト式の頃に使用していた機関車も。


という感じで、1時間ほどで碓井鉄道文化むらを見て回りました。
正直寒い!というのが1番の感想ですが、それを横に置いても、整備が行き届いてないのが全体的に目につきました。開園から20年が経って、その間雨ざらしなので、腐食が進みやすいのかもしれません。
これだけの量を展示してるのですから、入園料500円などと言わず、もう少し徴収して設備維持に充てても良いと思うのですが、どうなんでしょうね。

ともかく、碓井鉄道文化むら、まだまだ経営が続くことを願います。


おまけ:
横川からの帰りの安中で。安中の精錬所はついつい通るたびに撮影してしまいます(今回も、行きも帰りも撮影してたわ)

深谷にある東京駅

1月3日。この日は青春18きっぷがまだ3日分余ってる(のに有効期限があと1週間しかない)ので、少し遠出をしようと思って高崎線に乗りました。
ですが、乗ってから時刻表を確認したところ、高崎から先の接続が、どこに行くにしても今一つ。なので、高崎までの途中にある駅のどこかで途中下車をして15分ほど時間調整をしようということに。


ということで、初めて深谷駅で降りてみました。この駅、東京駅っぽい外観が特徴です。

近くからだと全景が見えないので、遠くから見てみましょう。というか、レンガ造りの建物が駅の上に乗っかってるというアンバランスたるや。

良く見るとこの駅舎、在りし日の2階建て東京駅を模しているんですね。ということで、2階建てだったころの東京駅と比較してみましょうか。


余り良い写真が無かったですけど、似ているのかというと微妙な気もします。

深谷が東京駅を模した建物になっているのは、ひとえにこの人のせいです。

渋沢栄一さんは深谷の出身で、また東京駅で使われた煉瓦の工場が深谷にあった(深谷駅から工場まで4.2kmの専用線もあった)ことから、橋上駅にする際に

こちら、深谷駅のゆるきゃらだそうで。頭に「ふ」と書いてあるから深谷ということらしいですが、それだけだと深川でも福井でも何でもよいのではないかと……(頭に「深谷ねぎ」が刺さってる?知らんがな)。


結局深谷駅で15分ほど時間をつぶした後は、高崎で乗り換えて横川駅に行ったのでした。

ちょうど蒸気機関車が停まっていたので乗りたくなりましたが、撮影するだけで乗らずに碓井鉄道文化むらに向かったのでした。


碓井鉄道文化むらでの様子は、また次回に。

美術館に初もうで、のはずが……

東博の「博物館で初もうで」に踊らされて、というわけではありませんが、毎年1月2日にその年初めての美術館めぐりをすることが多いです。

そんなわけで今年の美術館はじめは東京都写真美術館へ。ここを選んだのは「1月2日は無料だから」という冴えない理由です……。
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東京都写真美術館でやっていた展覧会は3つあって、地下が「ユージン・スミス展」(これだけ無料の対象外)、2階が「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol. 14」、3階が「アジェのインスピレーション ひきつがれる精神」というもの。まずは地下を見てからエレベーターで3階に上がって、次に2階と言う順で見ていきます。
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ということで最初のユージン・スミス展。アメリカの「ライフ」誌などにフォトエッセイを発表したフォトジャーナリストさんです。なので展示も雑誌に掲載された一連の写真をまとめて展示するような形式になっています。そうやって一連の写真を見ると、報道写真も組写真にすることで撮影者の見せたいものが見えてくるんだな、などと思ったりします。日本に関わりのある写真も多くて、それも判りやすかったです。

で、あとの2つはですが……。
日常の街や人を切り取った写真というのが自分はよくわからないので、今回もよく判らなかったなと。結局自分、写真に綺麗さを求めてしまってるんですよね。

とまぁ、3つも展覧会があったのだから1つ当たれば充分じゃないかという気もしますが、展覧会には個人的な当たり外れはつきものですね。


そして都写美のあとは、上野の東京国立博物館へ。毎年恒例の「博物館に初もうで」です。
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ですが、恒例行事なのもあって人手が多すぎて……ほとんど見ずに撤収してしまいました。
まぁ28日までは展示替えもほとんどありませんから、それまでの間に再訪しようと思います。

ま、少しは見たんですけどね。猫年を記念して展示されている猫の土偶とかいましたよ。
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(いや、猫年じゃないし、この土偶は猫じゃないし……)