埼玉県久喜市にある鷲宮保守基地で新幹線の工事用車両の公開がありまして、行ってきました。
車両基地の公開というのは色々なところでやってますが、工事用車両に特化したのは余りありませんので、珍しいものを見ることが出来そうです。
場所は、埼玉県久喜市の、東鷲宮駅の裏手になります。
ところで、東鷲宮駅は秋葉原駅から50km程度の距離で、運賃も片道で900円弱かかりました。こういう車両基地の一般公開って無料開放して太っ腹だなと思うのですが、そこまでの交通費が臨時収入となることを考えると、太っ腹と言うわけではなくて勝算あってのサービスなのかもと思ったりして。
まぁ、とりあえず中に入ってみましょう。
まずは、高架橋を保守するのに使う、高所作業車とか。
一番最初に見えるものが、のっぽなキリンさんなのは結構インパクトがあります。
架線近いぞ(勿論、電機は流れてない。というか、流れてたら死んでる)。
架線点検車の高台に登ったついでに、走行中の写真を撮影してみたり(ちゃんと架線を見なさいよ)
地表に下りると、保線の際に行うレールの切断を実演してました。
夜間に実際に保守できる範囲は500m程なので、ロングレールを切断しないと保守がはじめられないのだとか。
火花、かっこいいやね。実際にやるのは夜なので、さぞかし綺麗なんでしょうね。
当然、切断した後には溶接し直します。
2分間予熱して、その後で鉄を流し込んで。
と、実演してますが、ここで実演したテルミット溶接は「新幹線を除き多用」と書いてありますね……。
(ここは新幹線の保守基地じゃなかったっけ?)
こちらは、線路のバラストを掘り起こしたりするのに使用する機械。
続いて、軌陸車の実演もありました。調子に乗って動画で撮影。
軌陸車モードチェンジ(道路→鉄道)
結構時間がかかるもので、北海道がDMVの開発を断念したのも何か判る気がします。
最後に、工事用車両の通る高架線に登って。
右側にずーっと行くと、東北新幹線の営業線につながります(勿論歩けない)
で、線路の上を歩いてみて。
新幹線用なので線路の幅が広いのですが、バラストだと在来線の線路を歩いているみたいで……。
といった感じで、展示車両は少ないものの、実演が多いので結構楽しめた気がします。