さて、昨日の続き、行ってみましょう。昨日は1〜5章まで書いたので、今日は6〜10章です。
6.ポン=タヴェン派
すみません、良く判りませんでした。
ちゅぎっ(それで終わりかいな……)
行かれた方のブログなどを見ていると、このコーナーを期待していた方が多かったのようです。
中に入ってみると、モーリス・ドニがちゃんとドニしていて一安心(何じゃそりゃ)
- ピエール・ボナール「白い猫」
- かっ、かわいくにゃい……。やっぱり猫を描くなら日本人だなぁ
- モーリス・ドニ「ミューズたち」
- 色や構図が、いかにもドニという感じで、安心して見ることが出来ます。明るいけどくすんだ色がモーリス・ドニの特徴だと思うのです。時期的にも、ミュシャとの関係とかもありそうな気がしますが、良く判りません。
8.内面への眼差し
象徴主義が含まれるコーナーです。ある意味、私が一番期待していたコーナー。
- モロー「オルフェウス」
- ギュスターヴ・モロー、素敵。実物を見ると、本当にこの方は泉が細かいです。それから質感。足の所の布の感じとか、本当に素敵です。それにしてもこの絵、時計の針の動かない片思いの感じが妄想を駆り立てます。
- ハンマースホイ「休息」
- 2008年に日本に来て、2年ぶりにお帰りなさい。ハンマースホイの絵も、色々と歪んだことを考えられるのが好きなところです。
ルソーは流石に分類不能ということのようで、単独で登場です。そんなに好きな画家ではないのでスルーしても良いのですが、インパクトがありますわ、この方。
- ルソー「蛇使いの女」
- うーん、この湿度はどこから来るんだろう。絵から熱帯雨林の湿気を感じることなんてそうそう無いことです。
10.装飾の勝利
6章のナビ派が装飾的になって。再びドニとかボナールが出てきます。しかし何かどの作品もドニの色になっているような……。
と、いう感じでやっと10章まで紹介できました。気づいたら展示されている作品の1割について感想を書いてしまいました。にしても、疲れる展覧会ですよ。何たって、展示してある絵が、なんとなく見覚えのあるものばかり。良くまぁこれだけいっぺんに持ってきたもんです。ついでにいうと、これだけの作品を巡回させておいても、開館を維持できる、オルセー美術館恐るべし……。