去年の秋でしたか、新神戸駅にほど近い場所に、竹中大工道具館が移転リニューアルオープンしました。
竹中大工道具館は日本で唯一、大工道具を収集する博物館として1984年に神戸の中山手(地下鉄県庁前駅から山側に数分の場所)で開館したのですが、手狭になったために移転したのでした。
ちなみに、「新神戸駅にほど近い場所」と書きましたが、新神戸駅の新幹線ホームから道を隔てた隣に位置してまして、近いどころの騒ぎではありません。なのに、一歩入ると……
新幹線のホームの隣とは思えない空間が。さすがです。
さて、展示のほうを見てみましょう。
まず初めは、大工道具の歴史の説明から。
その歴史がちゃんと縄文時代の石斧まで遡る辺り、さすがだわ。
というか、古墳時代の鉄器になったら、今でも通用しそうな感じになりますね。
奉納されていた大工道具一式(写真に写ってるのは、その半分くらいでしょうか?)
現代は、大工道具一式というと、こんな量になるそうです。
かんなだけでも20以上は見えるぞ?
下のフロアに降りて。茶室の骨組み展示がありました。
竹を編み込んだ繊細な建物で、風が吹いたら飛んでしまいそうな(土壁自体がおもりになるので飛ばないはず)
切ってきた木が丸太になるときに使われる道具。
単に木を切っただけでは丸太にはならないんだなぁ……。
と、初めて見た大工道具は圧巻でした。というか、展示の全体に圧倒されて、ここの道具はあまりきちんと見てなかったなぁと。
これは何回か通って、一つ一つの道具を見ないとです。