月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

名古屋まで美術館巡検へ

前回、東京以外の展覧会を見に行ったのは7月29日の関西巡検でした。
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この月猫さんの場合、1か月もすると何処かに出かけないと気が済まなくなります。いや、確かに10日ほど前に仙台まで行ったばかりですが、そうではなくて美術館を巡るために新幹線に乗って出かける、というのをやりたくなるのです。

そんなわけで関西に行こうかと思って大阪近郊の美術館での展覧会情報を眺めていたのですが、どうしてもこれに行かなければ、という展覧会が見当たらない。むしろ名古屋の方が面白いかも……。


ということで、いつもの東京発8時23分発の新幹線に乗ろうと7時半に自宅をでました。
新幹線だと東京駅での発車時刻の50分前に家を出れば間に合うから、気楽で良いですわね。ちなみに羽田の飛行機だと100分前が限界です。

新幹線の中ではいつも通りに過ごして。

定刻通りに名古屋に着きました。


そして、まずは地下鉄で名古屋市博物館に向かいます。
名古屋市博物館でやっていたのは「海たび」という名古屋近郊の海辺に焦点を当てた展覧会。名古屋市博物館は、こういう地域密着型の展覧会を上手にやる印象があります。

その「海たび」、尾張の伊勢湾岸の海での生活史を掘り下げたものでした。こういう地域密着展示はやっぱり楽しいね。干潟でかすぎ、木曽川土砂運びすぎ、なんてことが判ったり、吉田初三郎も楽しめて、良い展示でしたわ。


続いて向かったのは徳川美術館。名古屋市博物館のある桜山駅から向かうには、季節の良い時期であれば同じ桜通線の車道駅から北に15分歩くのが手っ取り早いのですが、30℃を超える暑さの中を15分も歩きたくはない。なので仕方なく、久屋大通と市役所で乗り換えるという、逆コの字型の移動になります……。早く気候が良くならんかね。

それはともかく、徳川美術館でやっていたのは刀剣の特別展。月猫さん、ついに刀剣女子に、なんて訳は無くて*1、蓬左文庫でやっていた信長、秀吉、家康と周辺大名との書簡の展示を見にきたのです。いや、順路の関係で刀剣も見てますよ。

結果として1年分の刀剣を1日で見てしまうことになりましたが、やはり妖刀村正は展示されてませんね……。

ところで、


3ヶ所目の美術館は、ヤマザキマザック美術館。
ここでの展示は江戸時代の園芸についての展覧会だと思って行ったのですが、ある意味、ここでしかできない展示でしたね。


と、3ヶ所の美術館を巡った時点で時刻は15時半。もう1ヶ所行くには遅いので美術館巡りは終わりにして、鉄道に少し乗ることにしました。

名古屋駅からは快速みえに乗って気動車サウンドを堪能して。
桑名から養老鉄道に乗って。

大垣から豊橋まで特別快速を飛ばして、豊橋から新幹線で帰ってきたのでした。


美術館3ヶ所にローカル線に、日帰りにしては密度の濃い名古屋巡検でしたわ。

*1:その前に月猫おじいちゃん、女子はきついでしょ