月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

都内をうろつくだけの簡単な巡検

最近だんだん暑くなってきたこともあって、美術館巡りに切れがないようにも感じるのですが、今日も龍頭蛇尾というか、そんな感じでした。


最初に向かったのはブリヂストン美術館。ここで開かれているのは「印象派はお好きですか?」という名前の展覧会。はい、好きですと答えたくなる私ですので本当は早めに来たかったのですが、気がつけば会期末が近付いてからの訪問です(会期は0420〜0725)。

この展覧会はブリヂストン美術館の収蔵品展という位置づけですが、収蔵品の量と質が確かなブリヂストンのこと、ちゃんと印象派の直前からポスト印象派まで、幅広くカバーしています。しかも今回、10有る展示室のうち、9までを企画展示に充てているので、作品数も多いです。誤解を恐れずに言えば、国立新美術館オルセー美術館展よりも、個々の作品の知名度を除けば充実しているんじゃないかと思うほどです*1。しかしそれにしても、この国には一体、モネの作品がどれだけ有るんでしょうか……。
そんな中でも気に行ったのは、ルノワールの「少女」。パステル画なのもあって、描かれている少女が柔らかくて、かわゆいです。
それから、レオナール藤田の「猫のいる静物」。猫の可愛いさが流石です。


ほいで、ブリヂストンの次は、時には自然観察をしようと皇居東御苑へ。何かいくつか花を写真に撮りましたが、暑かったことしか記憶に残ってません。まぁ、花はカメラが覚えていてくれるということで。(ちゃんと後日写真をこの駄文に貼りますよ)


それで、次は国立新美術館オルセー美術館展を見に行こうと思って地下鉄千代田線の大手町駅にやってくると、目の前にはこんな奴がいて……

この線にロマンスカーがやってくることは知識としては知っていましたが、実物を見るとやはり驚きます。


で、国立新美術館に到着したところ、15時では未だ混んでいるようで……。今後は土曜日も20時まで開館するようになるという告知を見たので今日はパスしてサントリー美術館へ。能の展覧会が後期に入っていると思って入ったのですが、未だ前期の展示期間でした。年間パスポートで入ったので財布に実害は有りませんが、なんか悔しい。


そして、もう16時台なので普通ならこれで美術館巡りは終わりなのですが、今日はこれから更に三鷹へ。三鷹市立ギャラリーでのミュシャ展が今日までだったので慌てて来たという訳です。で、入ってみると、同案多数だったのか混雑が激しくて落ち着いての観覧は出来ず……。まぁこのあとミュシャ展は全国を巡回して、来年の5月には金沢21世紀美術館で開催させますので、それを見に行っても良いかなと。といいますか、金沢21世紀美術館のあの箱でどうやって普通の作品を展示するのか興味が有ります。


というわけで、今日もやはり、尻すぼみで切れにかける美術館巡りでした。果たして何時になったらスランプから抜け出すのやら……。

*1:新美のオルセーは、個々の作品の知名度が恐ろしく高いのですが……