大阪千里の万博記念公園は、昔、四大文明のエジプト展みたいなのを(当時は万博記念公園にあった)国立国際美術館に見に来たことがあるくらいで、ほとんど入ったことがありません。何となく、万博記念公園は遠くて不便というイメージがあって、足が遠のきます。ま、私が生まれたのは万博の後ですので、万博に思い入れがあるわけでもありませんし。
そんな私ですが、人生2度目の万博記念公園に、展覧会を見にやって来たわけでした。
今回見たのは、国立民族学博物館のウメサオタダオ展。この展覧会で、京大カードの実物を見るとこが出来るというので、やって来たのです。
展示の方は、梅棹忠夫の足跡や思想を順に辿るようなコーナーと、実際に行っていた情報整理の方法を紹介するコーナーに分かれているような感じ。当然ながら私の興味は後者の方に比重があります。
ということで、実物の京大カード。
カードは小さな事象単位で。でも書ききれないから2枚になるのは(並び替えなどの時にバラバラになるので)問題外。ならばカードを大きくすればよい、ということで、B6サイズのカードを用いるようになったそうですが、確かにこの大きさだと結構情報が入ります。
その他にも、小さな情報単位にファイリングされているファイルなどもあり、やはり情報は最小と思える単位ごとに管理する方が良いなと思ったりします。確かに今はコンピューターで全文検索をすれば探し出すことが出来るので、無理に最小単位で管理する必要はないのかも知れませんが、やはりタグ付けなど、最小の単位を見つけるための行動をしないと、どんな情報があるのか忘れてしまうのかも知れない、だから結果として情報が埋もれてしまうのかも……などと、自分の情報整理方法を見直すいいきっかけになった気がします。というか、こんなに仕事のことを考えながら見た展覧会も初めてです(汗)
ということで、情報の整理に関心のある方は、見ておいて損はない気がします。
最後におまけ
文化勲章なんて滅多に見ることがないので、じっくり見てしまいましたとさ。