今日は何となく長めの時間、電車に乗っていたいなと思ったので、「ホリデーパス」をもって神奈川県の美術館で展覧会巡りをすることにしました。我ながら結局のところ、旅と鉄道が好きなのです。「旅と鉄道」という雑誌は廃刊になっても、その辺りのマインドは変わらないようです*1。
以下適当に、行った展覧会の感想を書き散らしたいと思います。
平塚市美術館「花ひらくエコール・ド・パリの画家たち」
北海道近代美術館のコレクションを用いた、1920年頃のパリの画壇で活躍した人の作品を集めた展覧会。我ながら、この時期の画家さんは好き嫌いがはっきりしているというか好きな方が偏っています。ローランサンが好き、シャガールが好き、キスリングが好き、フジタが好き……。なんかそんな思いを再確認した展覧会でした。
にしても、シャガールのパステルカラーは素敵ですわ〜。
鎌倉国宝館「国宝鶴岡八幡宮古神宝」
鶴岡八幡宮のお宝展示会です。以前、鶴岡八幡宮の神殿奥で同じようなものを見たことがある気がします。
面白かったのは、仏像が2体出展されていたこと。しかもその仏像がバタ臭い(笑)。まぁ神仏習合が当たり前なので神社から仏像が手手来たところで驚きもしませんが、密教系の神仏習合は今まで余り目にしてない気がするので、ちょっと度肝を抜かれました……。
神奈川県立近代美術館(鎌倉)「開館60周年ベストコレクション近代の洋画」
タイトルの通り、所蔵する洋画を並べた展覧会。神奈川という土地柄で、結構いろんな方の作品が集まっているようです。高橋由一から始まるコレクションは確かに立派なのですが……、どうしてもこの美術館の場合は施設の古さが目に付いちゃって、観賞に身が入らないように感じてしまって……。すくなくとも、ドアはきちんと閉まるようにして欲しいのですが……。
そごう美術館「藤島武二・岡田三郎助展 女性美の競演」
最後に行ったのがそごう美術館。ここが最後になったのは、閉館時間が一番遅いから、というだけの理由です。
藤島武二と岡田三郎助の作品をまとめて見るのは初めてですが、特に岡田三郎助の描く女性の美しさに始終のたうっておりました。光の感じと相まって、質感が良く表現されているように思いました。
あと私、横顔に弱いようです(汗)。
ところで、図録を見ると、そごう美術館では展示されないものの、巡回先の三重県立美術館やひろしま美術館では展示される作品がかなりあるように見受けられました。ちょっと、ひろしま美術館に行くのは検討した方が良いかも……
と、こんな感じて4つの美術館に行ってきました。交通費は、2300円の「ホリデーパス」で2700円分乗ったみたいなので、一応元は取れたようです……。
ところで、そごう美術館を出たところでまだ18時前だったので、みなとみらい地区に夜景撮影に行ったのですが、これも良かったです。そちらの詳細はまた別の機会にでも書きたいと思います。
*1:雑誌は無関係では?