大阪に行ったついでに、堂島リバー・ビエンナーレに行ってみたのでした。
堂島リバー・ビエンナーレは前回だか前々回だかに行ったときに、統一的なテーマはないものの個々の作品は面白かった記憶があったので、今回も来てみた次第です。
で、前回見たときは堂島リバーフォーラム1階の大きなホール(スタンディングなら2000名入るそうです、ここ)がメイン会場でしたが、今回そのホールでは
1つの作品だけが。
池田亮司「data.tecture [3SXGA+ version]」。デジタルに取り込まれる感覚のようなものを表現している感じで、大空間を使ったのもあって迫力ありましたね。
とはいえ、これで一番広い会場を使い切ってしまったため、これ以外の作品はどうしても規模の小さいものになります。
島袋道浩「浮くもの/沈むもの」。普段は楽屋に使ってるらしい、外光が明るい部屋の中に、ぽつんと金だらいが。
主題はその金だらいの中で浮いている果物なのかもしれませんが、私には光と金だらいの対比が面白かったです。
照屋勇賢「告知ー森」。以前にも見たことのある作品ですが、紙袋に切れ込みを入れて、小宇宙を創りだしてます。
笹本晃「トーキング・イン・サークルズ・トーキング」。静寂の中に氷から解けた水滴が金だらいに当たる音が響きます。
って、これも金だらいだったのか。
今回は大空間を池田亮司さんに提供してしまったため、ほかの作品が楽屋や地下など様々な空間に配置されていて、空間と作品のコントラストが楽しめました、が、やっぱりホールの中を散策すると色々な作品に出合えた前回のほうが面白かった気がするなぁ……。