4月15日、土曜日。
手元の行きたい展覧会リストを見ていると、結構4月から始まった展覧会が多いんですよね。ということもあって桜を追っかけている間に展覧会の在庫が増えてしまいましたので、素直に都内の美術館巡りをすることにします。
ということで、まずは東京都写真美術館へ。
ここで「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編」と「山崎博 計画と偶然」を見ます。
まず、「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編」
数年前に同名のタイトルの展覧会を、地方ごとに分けて何回かやっていたのですが、それの総集編という位置づけです。
その数年前の時は地方ごとに分けてやっていたのもあって、写真黎明期に撮影された日本の風景を見て回るような感じで、開港直後の日本を旅するような展覧会でしたが、今回は純粋に日本の写真発達史を追いかけるような展示で。もう少し明治時代の街並みとか見たかったきがします。
とはいえ、一番最後にあった地震や津波災害の記録写真は、今でも迫るものがあります。
それから「山崎博 計画と偶然」。
こちら光の撮影の仕方が参考になりました。一度やってみたいです。
そして次は、横で咲いている桜も良い感じな、東京国立近代美術館です。
東近美では思いつきで5000円の年間パスポートを買って(これで西美にフリーパスで入るのだ)、それを使って特別展を見てきます。
やっていた特別展は「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」というもので、長次郎から始まる楽焼を今の15代目まで展示してました。
正直、焼き物はよく判らないのですが、単純に伝統一辺倒でないのは感じ取りましたね。
東近美の次は、上野に向かいます。
夕焼けの光が良い感じ。
そして国立科学博物館に入ります。何時もながら正確なフーコーの振り子さん。
国立科学博物館に来た目的は、「大英自然史博物館展」。夕方に訪れたのは、日中は混雑して整理券を配っているという情報があったので、夜間開館の時間帯を狙ったのでした。
ということで中に入りますが……
また展示方法が格好いいんだ。
以前、ノーベル賞の展覧会があったときも感じましたが、ヨーロッパで企画された展覧会の展示はヨーロッパ仕込みで格好良さを感じますね。
フウチョウの剥製に
始祖鳥に
バンクスの植物標本に
サーベルタイガーの骨格標本に
と、イギリスの科博も凄いんだぞと言いたいかのように次から次へと。まぁ中には、それ持ってきたのが200年前で良かったですね、と言いたくなるものもありましたが……。
個人的には、展示されていたイギリスの地質図が良かったですな。このカラフルさ、素晴らしいですわ。
と、3ヶ所で4つの展覧会を見ましたが、科博の印象が強いですね。これ一つに絞っても良かったかも。