9月26日、火曜日。
今日は会社から夏休みを取れ取れと言われているので会社を休みにしたものの、1日の休み程度では普段の土日とやることは変わりません。
というわけで、今日も昼過ぎから美術館へ……。
やって来たのは東京駅の八重洲地下街を抜けた先にあるブリヂストン美術館、もとい、アーティゾン美術館です。
こちらでは今、一番上のフロアを使って山口晃さんの個展をやっています。
ところで自分の駄文を見返したところ、山口晃さんの個展を見るのは2016年以来でしょうか?って、ゑ?
でも、水戸芸が2015年、舘林が2013年っぽいので、間違ってなさそうなのですよね……。そんなに久しぶりなのか。
今回の展示ではまず最初の部屋で平衡感覚に対する挑戦を受けまして、月猫さん、あえなく敗北……。
なので、この先の展示は頭痛を抱えながら見ることになりました……。ちょっと寝不足気味だったのが敗因ですかねぇ?
山口さんの十八番、東京山水図もありました。
浅草には十二階があったり。
上野だったり、東大だったり、市ヶ谷がマル秘なのが良いですな。
新橋には開業当時のホームがあったり、麻布にはミズマアートギャラリーが大きかったり。
やはりこの手の絵はじっくり見てしまいますね(同案多数のようで、人数の割には混んでいる会場でした)。
東京パラリンピックのポスター。東京タワーが波状になって砕けていたのには気づいてませんでした。
ここは、五輪に参加してしまったことの葛藤が漫画化されているのが見どころでした。
それから雪舟とのコラボコーナーもあって。ここは奥の小さな部屋にあった立体化した四季山水図とのコラボが、なるほどでした。
何の関係もないように見える2つの書がハーフミラーで合体して文字になるの、これも発想がすごいなと。
全体としてそれほど量が多いわけではないですが、山口晃さんの発想のすごさを感じる展示だったと思います。
そして下のフロアでのコレクション展示。
こちらでは山口晃さんに対抗して(?)江戸時代の洛中洛外図屏風が。
んと、石橋財団って、洛中洛外図お持ちでしてっけ?今までに見た記憶が無いぞ……
それから秋らしく、読書をする女性の特集展示もありました。
こういう絵を見るとブリヂストン美術館の保守本流に思えて落ち着きますな……。
と、結局山口晃さんのフロアだけで1時間以上かかったこともあって、この日はアーティゾン美術館だけ終了でした。
とにかくも山口晃の個展はやはり楽しいなぁと思う展覧会でした。
会期は11月19日まであるので、また来ようと思います。
今度来るときは寝不足でない状態で行かないとだわ……。