月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

ゴッホ、浮世絵、ユーミンを巡る土曜日

12月9日、土曜日。

今日は夜に代々木でライブがあるので、それまでの時間を美術館巡りに当てることにしました。
ただまぁ遠くの美術館に行ってしまうとライブに間に合わなくなる恐れもありますので、必然的に代々木の近くをウロウロすることになります。

まず向かったのは、新宿のSOMPO美術館。

こちらでやっていた展覧会は「ゴッホと静物画」というもの。流石ゴッホをメインタイトルに持ってきているだけあって、会場は混雑してました。

なお展示は「ヨーロッパ静物画の歴史〜ゴッホを中心に」という感じで、17世紀オランダの静物画から始まってゴッホ以外も沢山あるし、ゴッホ以外に好みのものが多かったなぁと。

こちらは最初のほうにあった、17世紀オランダの静物画。いかにもこのころの静物画という感じがします。

ルノワールさんは結構花瓶に入った花を描いているのですよね。

こちら、ゴッホの描く花瓶に入った花。やはりゴッホは拡大して見たくなります。

18世紀後半のフランスで描かれたお花。ロココで静物画を描くとこんな感じになるのね。

にしても、花の質感が良いですなぁ。

それに対してゴッホのほうは筆の勢いが良いですなぁ。

ジョージ・ダンロップ・レスリーという19世紀後半のイギリスの画家の作品。なんか、この方の作品はほかの場所でも見た気がするのですが、思い出せない……。

なんかこういうラファエル前派的なの、好きなんですよね。

SOMPO美術館の看板ひまわりは、今日はいつもの展示ケースを出て明るいところで展示されていました。

と、こんな感じでほぼ全作品が撮影可能でしたが、最後にあったグラタンクとシャガールも撮影したかったな……。


続けて、原宿の太田記念美術館へ。

今回の展示は浮世絵のマニアックな(?)見方を紹介するもので、波の描き方や描かれた文字などに注目して見る展示でした。

いちばんのツボは、広重の名所江戸百景の亀戸天神。間違って太鼓橋の下も池と同じ青で塗ってしまったって、どういう……


日も暮れてきましたので夜の目的地、代々木体育館にやってきました。

というわけで、本ツアー6回目のユーミンのコンサートです。

代々木体育館に来たのはかなり久しぶりですが(多分2015年の田村ゆかりさん以来ではないかと)、いろんなところに岡本太郎さんがいるのには気づいてませんでした。

今日の席は船の真後ろで、ステージが見えないからと黒い布をかぶせた席まで4席という位置でした。
まぁそんなわけで正面に船のマストがあって、多分あの演出とあの演出は見えないねとか始まる前から予測していましたけど、今まで見えなかったミュージシャンたちの演奏が見えそうなので、とりあえずOKかな……などと、6回目にもなると、海よりも広い心で演出を見る余裕をかましてコンサートが始まりました。

で、やはり予想通りセンターステージがマストの陰で見ずらかったですが、その代わり、コーラス3人衆がステージの反対側を向いた時の演奏が良く見えましたし、武部さんとドラムスの演奏も側面からよく見ることが出来ました。
そもそもキーボードとドラムスはステージよりも1段低いところで演奏しているので正面から見ることはできなくて側面か背中しか見えないのですよ……。特に武部さんは今回のツアーでは背中しか見てない気がするので、演奏を堪能できましたわ。
あとコーラス3人衆、忙しすぎませんか?(サックスの小林さんの場合、管楽器5種類くらいをとっかえひっかえして、演奏してない時はコーラスに入って、しかも何曲かはシンセの操作もあるという……)


最後にユーミンのライブからの帰り道。
渋谷駅はこちらと言われた方に向かったらいつもは歩かない体育館を半周するような道を通されたので、楽しくなって写真を撮りまくってしまったです。