月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

今日は駅からちょっと歩くところシリーズ

暑い日が続きます。結局先週は連日35℃以上の猛暑日という奴でして、すっかり体調を崩していましたが、今日はほんのわずかに温度が低く、最高気温も34℃台。それならばということで、昨日の反動もあって、駅から10分程度歩かないといけないところを中心に回ることにしました。とはいえ、10分も歩いたら大変なことになりますので、歩かない工夫をしての訪問なんですが……。


まず最初に訪れたのは、恵比寿の山種美術館。通常であれば恵比寿駅から10分間歩いて伺うところですが、今日は渋谷駅まで行ってから、[学3]系統の日赤医療センター行きのバスで東4丁目バス停まで乗っていくというルート。これで歩く時間は3分に短縮できました。

山種美術館で開催されていたのは「江戸絵画への視線」という展覧会で、山種が持っている江戸時代の絵画を並べているだけ、といえばそれだけの展覧会ですが……何だったこんなに色々と持っているのか、良いものが沢山ありました。特に琳派の所は、持って帰りたくなるものも多くて……(をぃ)。宗達とか其一と聞くと、自然と心が躍りますです。


山種美術館の次は、目黒の東京都庭園美術館へ。暑さ対策でタクシーで移動しました。ですがタクシーは失敗。山手線で一駅だから大したことはないだろうと思ったら1430円もかかってしまいました。そんなにかかると判っていれば、バス→鉄道→バスの乗り継ぎで向かったと思うのですが、思うようにはいかないものです。

東京都庭園美術館で開催されているのは、「有元利夫−天空の音楽−」展。当方、有元利夫と北見隆の区別もつかないようないい加減さですが、フレスコ画テイストはやはり好きです。この展覧会も堪能できました。


そして、最後に向かったのは渋谷のBunkamura。渋谷からBunkamuraに向かうのに、マークシティを突っ切って道玄坂の上に出て、そこから円山町のライブハウス外を素通りするルートで行く人は、余りいないと思います。歩く距離を短くした、というよりも、人混みを避けるのが目的で、Bunkamuraに行くときによく使うルートです。

そのBunkamuraで見たのは、ブリューゲルの版画展。版画は書物の挿絵に使うために作ることが多いものですから、宗教色が強かったり、子供向けに色々強調していたりと、えぐいものが多いです。ちょっと、私には刺激が強かったかも……。


というかんじで、都内は工夫次第で余り暑い思いをしなくても美術館巡りは出来るようです。それにしても、少しくらい歩く美術館の方が、展示内容が良いのは、何故なんでしょうねぇ……。