月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

香水瓶の世界@東京都庭園美術館

今日の夕方ですが、東京都庭園美術館に「香水瓶の世界」展を見に行ってきました。

秋分の日も過ぎているので、17時前ですが充分に日が落ちてますね。


この展覧会は、単なる入れ物を超えた装飾を施されることの多い香水瓶を、これまた単なる住居を超えた装飾を施したアールデコの館で展示しようという贅沢なもの。やはり、東京都庭園美術館は、ここがアールデコの館であるとこを生かした展示をしているときは展示に凄みがあります。

で、香水瓶と言えばルネ・ラリックですが、今回の展覧会は確かにラリックとかアール・ヌーボーの頃の作品が多いものの、それだけではすみません。ちゃんと香水瓶の歴史をひもといて、一番最初は古代メソポタミアからスタートと力が入っています。そうはいっても、香水瓶がきらきらしたものになるのは、やっぱりアール・ヌーボー以降のようです。あのカットだとか色とかがきらきらしていて、本当見ていて飽きないんだわね、この頃のは。いかにも生産にお金をかけている感じがします。嗜好品くらいさ、お金をかけないとだめだと思うんですよ、うん。


ということで、この日はちゃんとメモを取っていなかったので全くまともな感想が書けませんが、小さくて可愛いものが好きな人(含む私)にはおすすめです。


おまけ:展示されていた一番大きな香水瓶

えっと、普段から大広間の隣の部屋に置かれているオブジェですが、香水瓶をモチーフにして作られたものだそうです。そういわれてみると、確かに香水瓶の形に見えてきますね……。