3月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:3277
城郭考古学の冒険 (幻冬舎新書)の感想
千田先生、テレビでは磯田先生とキャッキャウフフしてるとか杉浦アナと仲良く討ち死にとか、ひたすら楽しい先生なのだが、文章となると驚くほど真面目です。城郭考古学のパイオニアとして、既存の学問と戦ってきたスピリットが見える本でした。なお、過去に書かれたものを集めて新書化しているので、重複する話が一部見えるのが、ちょい引っかかりますが、それだけ強調したいポイントだと考えましょう。
読了日:03月06日 著者:千田 嘉博
動物のお医者さん (4) (花とゆめCOMICS)の感想
10年ぶりくらいに読んでます。粋がってる後輩が専門を続けるうちに丸くなるのは、そういえば経験ありますねぇ。あと、スナネズミの歯形はハムテルが気づく前にみんな気づかないと駄目なんじゃないかしら……。
読了日:03月09日 著者:佐々木 倫子
日本海 その深層で起こっていること (ブルーバックス)の感想
同じ著者のブルーバックス「太平洋」が良かったので、こちらも読みました。4章までは自然科学で深層の海水の話や日本海の成り立ちは、なるほどと思って読めました。ですが5章から先の文化面は、それは日本海ではなく日本の日本海岸の話では?日本海の話なら同じような特徴が朝鮮半島やロシア沿海州にあっても良いと思うのですが、そこへの指摘がないのが不満でした。
読了日:03月13日 著者:蒲生 俊敬
街道をゆく 9 信州佐久平みち、潟のみちほか (朝日文庫)の感想
今回は、新潟、播州、高野山、佐久。新潟の低湿地は今では水田地帯だけど以前は低湿地帯だったという景色を想像してみるのが面白いです。佐久は行ったことのあるところなので特に面白く。懐古園は奥まで入ってほしかったなぁ。しかし観光地での土産物屋や食堂での音量に対する苦言は、今でも通用しますな(1970年代と比べると、今のほうがましだと思いますが)
読了日:03月14日 著者:司馬 遼太郎
鉄道ジャーナル 2020年 01 月号 [雑誌]
読了日:03月16日 著者:
景観からよむ日本の歴史 (岩波新書)の感想
「景観からよむ日本の歴史」というタイトルですが、「景観から歴史を見る」「歴史による景観の形成」といった感じの内容でした。取り上げている地点が多いので、一つ一つの記述が薄く感じます。あと、ブラタモリなどで目の前の景色や古地図から過去を想像する能力を磨いた人が増えた今となっては、その内容知ってますという人が多いのではないかと思えます。2020年発売の新刊なんですけど。
読了日:03月17日 著者:金田 章裕
師弟 (棋士たち 魂の伝承)の感想
2018年に発売された本の文庫版。なので2020年ごろに将棋世界で連載されていたのとは別の師弟が登場します。とりあえず、勇気に対して昔は天才だったというのは永瀬さんだけでなく師匠もなのね……w
読了日:03月18日 著者:野澤亘伸
戦国日本と大航海時代 - 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)の感想
戦国時代って、ちょうど大航海時代の後半なんですよね。相手は基本的に通商利権のあるところを植民地化して回ってるヨーロッパ。日本を植民地にせずに済ますつもりは毛頭ないわけで、植民地化を阻止するには軍事力を見せつけるしかない。そう考えると、戦国時代が終わって国内統一が進むころにヨーロッパがやってきたのは、日本的にはベストタイミングだったのかなあと。後半の伊達政宗の通商は、やはりここでも政宗は生まれてくるのが10年遅かったのかと。
読了日:03月22日 著者:平川 新
セーラー服と女学生 (らんぷの本/マスコット)の感想
2018年4月に弥生美術館で開催された展覧会の副読本。展示を思い出しますね。展示で見た時は文章があまり無くてビジュアル中心だったので後半のPart5以降が駆け足だったのが、文章になって判りやすくなりました。にしても、セーラー服はトラディショナルな方が可愛くて良いなぁ。
読了日:03月23日 著者:内田静枝
美少女美術史: 人々を惑わせる究極の美 (ちくま学芸文庫)の感想
西洋美術史の池上先生が、美少女の描かれた絵画の歴史的変遷と分類を解説していく本、のはずなんですが、半分以上のページに図版があるのでページをめくるたびに、あらかわいい、この子もかわいいと、ちっとも読書が進みません。どうしてくれるw。とにもかくにも、かわいいは正義ですよ(結局内容が頭に入ってない)
読了日:03月24日 著者:池上 英洋,荒井 咲紀
ナショナル ジオグラフィック日本版 2021年3月号<特製付録付き>[雑誌]
読了日:03月25日 著者:
JRガゼット_2021年3月号
読了日:03月26日 著者:JRガゼット編集部
感染症の日本史 (文春新書)の感想
古文書を見かけると際限なく追っかける磯田さんだけあって、史料を例示しながらの説明は説得力があります。現在進行形のCOVID-19に対する指摘は同じものが繰り返し出てきますが、元々雑誌に連載していたものを集めたものなので仕方ないかと。あと、最終章は、磯田さんの原点を見るようで、個人的にはここが一番面白かったです。
読了日:03月27日 著者:磯田 道史
鉄道ファン 2020年 01 月号 [雑誌]
読了日:03月28日 著者:
鉄道ピクトリアル 2020年 01 月号 [雑誌]
読了日:03月30日 著者:
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