ここ数年、NHKで千田嘉博先生のお城解説の番組をよくやているせいか、お城に興味が出てきているのですが、そんな折、手元にこのきっぷがあったので城跡を求めて出かけたのでした。
というか青春18きっぷ、冬と春は夏よりも有効期間が10日短いですし、今回3/11から有効だと勘違いしていて実質的に有効期間が1ヶ月しか無いのですが。本当に使い切れるのかね、これ……。
ということで、18きっぷで行くのにちょうど良い距離*1にある小田原にやってきました。
小田原城は小田原駅を出て右を見ればすぐに見えるのですが、駅前のビルには左に行けという横断幕が。
折角なので正面から入ってみたかったので、横断幕に従ってみます。というか、見えているのに逆方向に向かわないといけないあたり、お城らしい感じが出てますな。
駅から10分くらい進むと、広い堀が見えてきました。なんか結構ちゃんとした城跡みたいです。
隅櫓と、その奥に見える天守閣。いよいよちゃんとした城跡らしく見えます。
正面の門を入りまして。門の奥に塀があって狭間があるの、この門を突破しても鉄砲が飛んできて討死できる構造ですね。
しかも門の内側は枡形になっていて、四方八方から攻撃できるようにしているのですな……、と、千田先生の言いそうなことを想像しながら歩くのが面白いですね。
この正面の門と枡形を突破すると、次にはまた堀と門があります。ということはこの区画は馬出になっているってことですか。
しかも橋を渡った先は再度枡形になってる様子で。
工事中ですが、立派な門がある様ですよ。
その工事中の門の内側。柱も太いですし、本格的に復元をしているようです。
こちらは本丸に入るための門。坂を登らないと行けないし、すごく頑丈そうだし、突破する前に討死間違いなしですな。
ということで、討死せずに門を突破して、本丸にやってきました。
この本丸前の広場、昔は象がいたのですよね。
春っぽい構図で撮影できるところを見つけました。
正直、あのおじさん、隅の方で何やってるんだろ?と思われそうな感じで撮影しないと、この構図にはなりません……
いよいよ天守閣に登ります。って、ずいぶん高いな。
古地図で見ると、天守閣は本丸を囲む塀の中に隅櫓的に建てられていたようです。塀の一部なので、入り口までの間に高低差があるのかも。
天守閣の中は戦後の再建天守閣にはよくある話で歴史資料が展示されています。展示で小田原北条氏だけでなく江戸時代の大久保稲葉大久保氏にもスペースを割いているのはポイントが高いです。
天守閣の最上階が展望スペースなのもお約束通りです。以下順に、北西南東の景色。
西の真鶴半島のほうの景色は、霞ががってない時にもう一度見たいです。
あと東側、こういう写真でも列車を入れようとしてしまうのは、もう何の性なんだか……。
*1:東京から70〜80Kmで、単純往復だけで元が取れる距離