年末年始の休みも最終日、ということで、横浜での展覧会を巡ってきました。
なんで横浜かというと、普段髪を切っているのが横浜駅近くの理髪店なもんでして……。
まぁそれはとりあえず、行った順に感想を書いてみます。
かながわの遺跡展 発掘された御仏と仏具-神奈川県の古代・中世の仏教信仰-(神奈川県立歴史博物館)
ということで横浜美術館巡検、最初に向かったのは馬車道駅にほど近い神奈川歴史博物館。なんですが、この日は休館で……
誰ですか、このページも確認しないで休館の美術館に行く人は……
しょうがないので、神奈川歴史博物館から横浜美術館まで歩いて移動です。
日本丸を見ると、実にいい船をいい場所に誘致できたなぁと思う次第。
ホイッスラー展(横浜美術館)
「ジャポニスムの巨匠」というサブタイトルの通り、ジャポニスムの側面を強調した展覧会でした。
展覧会の章立ても、「人物画」「風景画」「ジャポニスム」という3章に分かれていて……最初の2章が画家の生涯の前半を描いた題材で分けているのに対し、最後の章は画家の生涯の後半を扱っていて、題材での分類と時間での分類がちゃんぽんになっているのが、何となく違和感でした。
簡単に気に入った作品を(リンク先は所蔵館の解説ページ)
- 黄色と金色のハーモニー:ゴールド・ガール-コニー・ギルクリスト
こちらがその、ラファエル前派的な雰囲気を感じた作品。色調に雰囲気を感じたのですが、女の子の顔立ちはちゃんと少女のそれなのが良いです。 - 白のシンフォニー No.2:小さなホワイト・ガール
そのジャポニスムの影響が見られるという作品。確かに右下に花を配しているあたりに日本的な感じが有ります。個人的には、それよりも白いドレスのふわっとした感じが出ている点が気に入っております。 - ノクターン:青と金色-オールド・バターシー・ブリッジ
バックに花火も上がっていて、橋脚のそばに小舟もあって、見れば見るほど両国橋に見えてきます……。
スヌーピーと仲間たち大集合(横浜そごう)
そごう美術館に行くついでに、こんなのをやっていたので覗いてみました。
スヌーピーの舞台となった部屋の再現などが多数ありまして。
まぁ正直、撮影スポットが沢山(というか、撮影スポットしかない)なので、ご家族連れなどで行って楽しんだ方が良いかなぁと思います。ちょっと、ぼっちだと、居場所が無いかなーなんて。
西洋絵画の世界 バロックからバルビゾンまで-山寺 後藤美術館コレクション展-(そごう美術館)
こちらの展覧会、2013年にBunkamuraで開かれたものの巡回展だったようです。後藤美術館の作品は結構頻繁に貸し出されているので、実際に現地に行ったことが無いのに、大体の作品を見たような気になっています。
といいますか、自分の駄文を検索してみたところ、今は亡きメルシャン軽井沢美術館でも、後藤美術館のコレクション展を見ていたようです(そのときの駄文)。
で、感想としては、以前に見た時と同じで「可愛いは正義」ということになりまして……。
本当にこの美術館は、可愛い女の子の人物画が多いのが良いです。
という感じで、今一つしまりのない横浜巡検でありました。