4月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:3344
連星からみた宇宙 超新星からブラックホール、重力波まで (ブルーバックス)の感想
連星は最近NHK-BSのコズミックフロントなどでも取り上げられてるよな、と思って購入。読んでみると取り上げられているどころではなく、最新の天文学の多くに関わっているのが判ります。宇宙の生命探査で出てくる赤色矮星もハビタブルゾーンもこの本には出てきますから。それもこれも万有引力で複数の星が結びつくところからケプラーや相対性理論の数式で速度や質量の基礎数値が判るから、という大活躍です。連星の凄さと、先生の楽しさが印象的な本でした。
読了日:04月03日 著者:鳴沢 真也
AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 (光文社新書)の感想
渡邊先生がニューラルネットワークでカラー化した写真をtwitterにアップしていたのは見ていたので、本書はそれをまとめただけのものと思っていたのですが、この本は更に、当事者のヒアリングを元に色を補正するところまで実施していました。その最後の手処理が大変なのでしょうが、それによってさらにリアルさが増しているように思いました。
読了日:04月07日 著者:庭田杏珠,渡邉英徳
街道をゆく 10 羽州街道、佐渡のみち (朝日文庫)の感想
今回は山形と佐渡。米沢の上杉と佐渡の金山を見ながらの旅という感じです。佐渡は一度行ってみないといけないと思いつつ、相川以外にも訪問すべき場所があるようで日帰りでは大変そうだなぁと。いや、一泊すればよいのだけど(司馬さんも日帰りではないし)
読了日:04月08日 著者:司馬 遼太郎
名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)の感想
上野の森美術館で開催されていたKING & QUEEN展の副読本ですと「ぶらぶら美術・博物館」の中で中野先生は言っていたけど、展覧会の内容と同じというわけではないようで(それはそう)。それにしても(中野先生の筆で増幅されているとはいえ)イギリスの王はどの王様も人間臭いですわ。
読了日:04月10日 著者:中野 京子
Number(ナンバー)1018号「藤井聡太と将棋の冒険。」 (Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー))
読了日:04月11日 著者:
鉄道ジャーナル 2020年 02 月号 [雑誌]
読了日:04月16日 著者:
ナショナル ジオグラフィック日本版 2021年4月号[雑誌]
読了日:04月17日 著者:
JRガゼット_2021年4月号
読了日:04月18日 著者:JRガゼット編集部
どこからが病気なの? (ちくまプリマー新書)の感想
ヤンデル先生、本のノリもtwitterと変わらないですね。とはいえ、脱線の分量も多すぎず適切で、あまり邪魔にならないのは流石です。しかしこれを読むと、父親の病気に対するうちの家族の接し方、今一つだったのかなと思いましたですわ。母親が病気になった時は気をつけないと。
読了日:04月19日 著者:市原 真
鉄道ファン 2020年 02 月号 [雑誌]
読了日:04月20日 著者:
鉄道ピクトリアル 2020年 02 月号 [雑誌]
読了日:04月21日 著者:
国鉄列車ダイヤ千一夜 - 語り継ぎたい鉄道輸送の史実 (交通新聞社新書026)の感想
実際に鉄道のダイヤ改正に携わっていた方が自身の体験を語っている本です。なので網羅性はないのですが、臨時列車を1本入れるのにどれだけ悩むのか、といった苦労が良く判ります。それにしてもこれだけの作業をコンピューター無しで、紙と鉛筆と定規と電話だけでやっていたというの、今から見ると考えられない凄さですわ。
読了日:04月22日 著者:猪口 信
藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館の感想
藤森先生と山口晃さんとで、東京国立博物館の建物を巡ってみました~という本。基本的に写真多数の絵本で、東博に毎月通っている人には内容が薄いかなぁと。とはいえ、茶室と表慶館の屋根裏は普段入れないので、そこの写真は見ごたえがあります。あと、山口晃さんの絵が良いですなぁ。
読了日:04月23日 著者:藤森 照信,山口 晃
動物のお医者さん (5) (花とゆめCOMICS)の感想
確かに病院が好きなペットは中々いないだろうなぁ。とは言え、勝手に病院に行くようになっても困りますがなw。あと、研究室ごとの財政格差、今はもっと拡大してそうです。
読了日:04月24日 著者:佐々木 倫子
奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)の感想
いやーこの本、書かれたのは50年前ですか。今では江戸絵画の主流とも言える岩佐さんや若冲さん蕭白さんが非主流だったという時代に書かれた本です。しかし50年前まで江戸絵画を狩野派から見ていたのって、官(狩野派)と民(京都画壇)の対立のようですな。それはともかく、この本が出てからの狩野派以外に対する再評価は目覚ましく、再評価後の時代に美術好きになれて得したと思いますわ。そんな再評価後の今であっても、この本は古びた感じがしないのですから、すごいもんです。
読了日:04月29日 著者:辻 惟雄
生命誕生 地球史から読み解く新しい生命像 (講談社現代新書)の感想
はぁ、やっと読み終わった。生命が誕生するまでの流れを地球で起きたイベントとリンクさせて解き明かそうとする著者の考えを書いてますが、とにかく読みにくい。一番最後に全体をまとめた章があって、それで繋がりましたが、それまで各論が続くので……。あと、現在主流の理論とは違う新説だということを強調したいのか、主流説に対する攻撃が多すぎて。皮肉っぽい言い方の箇所もあるのがどうにも好きになれません。また、新説とは言っても今は著者のような考えのほうが主流と思うので、そこまで20世紀の説を攻撃しなくてもと思いましたです。
読了日:04月30日 著者:中沢 弘基
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